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【連載】ガジェットTIPS

本当に急速充電できている?Android端末でありがちな「充電の罠」

2022/01/31 海上忍
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スマートフォンといえば、iPhoneかAndroid。どちらもワイヤレス充電が普及しつつありますが、まだまだワイヤード/有線ケーブルでの充電が主流です。しかし、採用されている端子形状に違いがあるため、ケーブルはそれぞれ使いわけなければなりません。

ケーブルを選ぶときには、その製品が充電専用か、データ通信も可能かという点に注意しましょう。Androidユーザはなおのこと、ケーブルが充電専用か否かで充電速度に影響が出るかもしれませんよ?

ケーブルは充電専用か、データ通信対応か注意しましょう

その理由は、「Quick Chargeには通信機能を備えたUSBケーブルが必要」だから。Quick ChargeはSnapdragonシリーズなどQualcomm製SoC搭載機でサポートされている急速充電規格で、電圧を調整することで充電速度を高めます。

接続時点でAndroid端末とバッテリーの両方がQuick Charge対応かどうかを通信(D+とD-の信号ライン)によりチェックしますが、充電専用ケーブルを使用するとその確認が行えません。つまり、USBで標準の5Vしか使用できず、Quick Chargeのメリットを発揮できなくなるのです。

なお、最新規格のQuick Charge 5はUSB PD互換のため、USB Type-Cケーブルも利用できます。ただし、USB PD対応のケーブルでなければ急速充電はできません。

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