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iPhoneもAirPodsも、朝まで充電器に繋ぎっぱなしでOK!

公開日 2021/09/28 07:00 高橋 敦
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モバイル機器に搭載されているリチウムイオンバッテリーは、満充電の状態が長く続いたり、満充電状態から無理矢理充電が続けられてしまう過充電が行われてしまうと、充電池内部の化学的劣化が進んでバッテリー寿命が縮んでいってしまいます。

となるといちばん気になるのは「iPhoneって夜寝る前に充電を始めて朝まで充電器につなぎっぱなしだとまずいの?」ということではないでしょうか?毎日の生活に欠かせない上に高価なデバイスですから、すぐバッテリー切れするようになってしまったり、それで買い替えになってしまうのはこまります。

ですが実は、iPhoneも含めて現在のスマートフォンは、「夜寝る前に充電を始めて朝まで充電しっぱなし」でほとんど問題ありません。充電制御機能が搭載されているからです。おおよそ、80%程度まではフルスピードで充電、そこから満充電まではバッテリーに負荷をかけないようにゆっくり充電、そしてフル充電になったら充電動作終了、となるように調整されています。

そしてiPhoneにはさらに「バッテリー充電の最適化」という機能も用意されており、これによってバッテリーにさらに優しい充電まで実現されているのです。機械学習によってiPhoneがユーザーごとの充電の習慣を把握、それに合わせて「満充電の状態が長く続かないように、いい感じに」充電を制御してくれます。

充電の最適化はデフォルトでオンですが、念のために設定を確認。[設定/バッテリー/バッテリーの状態]と進みます

「バッテリー充電の最適化」がオンになっていればOKです

iPhoneさんのお仕事っぷりとしては例えばこんな感じです。
「お。自宅で24時前後に充電を始めたぞ。ということは8時頃に起きて充電ケーブルを外すだろうから、真夜中のうちは80%までの充電で止めておいて、起きる手前の7時30頃にぴったりフル充電になるように6時30分頃からゆっくり充電を再開しよう」
素晴らしい働きっぷりですね!

真夜中のiPhoneを確認してみると、充電の最適化機能の動作が報告されています

ちなみに先ほどの例に「自宅で」という部分があることからもわかるように、充電の最適化機能は時間だけではなく位置情報もチェックしてくれています。お泊まりや出張先などいつもと違う場所での充電では、途中で休止せず一気に充電してくれるのです。賢い!

そしてこの「バッテリー充電の最適化」機能は、iPhoneだけではなく、AirPodsとApple Watch向けにも搭載されています。ですからそれらも「夜寝る前に充電を始めて朝まで充電器につなぎっぱなし」で問題ありません。

ということで、諸々の技術のおかげで「夜寝る前に充電を始めて朝まで充電しっぱなし」を不安に思う必要はいまやほとんどありません。おやすみからおはようまでご安心を。

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