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【連載】ガジェットTIPS

パソコンにつないだヘッドホンからノイズ、このアイテムで解決!

2021/06/26 海上忍
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パソコン本体のステレオミニジャックにヘッドホンを接続したところ、「ジー」と絶え間なくノイズが聞こえる、そんな経験はありませんか? パソコン内部のノイズが影響している、挿し込み口部分で接触不良が生じている、など原因はいくつか考えられますが、別のヘッドホンで試してもノイズ量が変わらない場合は、パソコン本体由来のノイズと判断していいでしょう。

それでもパソコンでヘッドホンを使いたい、という場合の解決策は大きく2つ。ワイヤレス(Bluetooth)ヘッドホンを導入するか、「USBオーディオ変換アダプタ」を導入するかのいずれかを選択すれば、パソコン本体由来のノイズから解放されます。前者は買い替えですから、問題解決という点では後者の方法を選ぶことになります。

パソコン本体由来のノイズは、USBオーディオ変換アダプタで解決するかもしれません

そのUSBオーディオ変換アダプタは、ケーブルの片方はUSB端子で反対側がステレオミニジャックという構造で、最近のパソコン(Windows/Mac)であれば挿すだけで利用可能になります。USB端子の形状は「Type-A」と「Type-C」の2種類があるため、自分のパソコンのUSBポートを見て判断しましょう。安いものは千円を下回る値段で入手できます。

USBオーディオ変換アダプタは、パソコンから出力されたデジタルオーディオ信号をアナログ信号に変換する役割を果たします。内蔵されたDAC(Digital Analog Conveter)と呼ばれるICの働きによるもので、変換後のアナログ信号を増幅してステレオミニジャックに出力します。

ということは、USBオーディオ変換アダプタといえどノイズから完全に解放されるわけではありません。DACチップの性能、あるいは増幅回路の設計次第では、違う種類のノイズに悩まされる可能性があります。変換処理によりDACチップが発熱し、それがパソコンに伝わりUSBポート付近を熱くすることもあります。評判を調べてから購入することをお勧めします。

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