HOME > レビュー > AKGの新たな挑戦「Yシリーズ」ってどうなの? 各誌編集部員がぶっちゃけ鼎談

【特別ヘッドホントーク】

AKGの新たな挑戦「Yシリーズ」ってどうなの? 各誌編集部員がぶっちゃけ鼎談

公開日 2014/09/12 13:24 構成:ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

インパクトある見た目と裏腹に、音は意外と正統派


小澤(麻):じゃあ続いては音についての感想を聞いていきましょうか。

浅田:「Y50」は、見た目的に低音ガッツリ系かな? と思ってたんですよ。こういうデザインのモデルは低域に個性を持たせるものが多いから。実際聴いてみて、確かに低音は出るんですけど、ボワボワせずちゃんと骨格があるなと。量感だけじゃなく解像度もきちんとあるところがAKGらしいなと思いました。

小澤(麻):そうそう! 見た目のインパクトほど音は個性的じゃないんですよね。

浅田:うん、正統派だと思います。

小澤(麻):だから良い意味で予想を裏切られた感じがしました。

小澤(貴):押しつけがましくなくて聴きやすいサウンドですよね。音離れが良くて、すっきりしていて、スパンスパンとキマる感じ。低域はすごく出るんですけど、無理矢理出してる感じがない。ロックとかクラブミュージック、ヒップホップなんかの低音がキモになるソースを聴いてみたんですけど、すごく気持ちよく聴けました。

押野:僕はJ-POPを中心に聴いてみたんですが、どんな曲も一定水準以上で聴かせてくれるというか。アコースティックな男性ボーカルでも、フォークロア調のポップスでも、割とオールジャンルにマッチすると思いました。あと、着け心地も良かったです。

小澤(麻):厚めのイヤーパッドが耳にしっくりフィットする感じしますよね。

イヤーパッドは肉厚で装着感が良く遮音性も高い。

押野:なので遮音性も高いなと。すごく音楽に集中できるので、外出先だけじゃなく家で音楽を楽しむのにもいいんじゃないでしょうか。

浅田:今や一人1台ヘッドホンやイヤホンを持っている時代で、ファッションアイテムとしても大きい存在じゃないですか。「硬派・無骨」なイメージだったAKGからYシリーズみたいなラインナップが出てくるってことが感慨深いなあ。値段も8,000円から13,500円とどれも手頃だし、この値段でAKGサウンドを体験できるのは魅力的だと思います。

小澤(貴):AKGサウンドの入門編としてもいいし、2台目のヘッドホンとしてもアリなモデルですね。

前へ 1 2 3

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック: