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魅力的な新プライスと“最高のアップデート”でさらに進化!「Sonos Ace」の新機能「TrueCinema」を試した

公開日 2025/08/29 06:30 出水 哲
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この機能では、部屋の音響環境を測定してSonos Aceのバイノーラルレンダリングを自動的に調整することで、ユーザーがより自然なバーチャルサラウンドを楽しめるようにしてくれる。

その「TrueCinema」の効果はいかに?ということで、Sonosのフラグシップサウンドバー「Sonos Arc Ultra」も借用して、両者を組み合わせた映画視聴も試している。

その前に、「TrueCinema」を使うためにはSonosアプリでSonos Aceをサウンドバーと同じシステムに追加しておく必要がある。もちろん、サウンドバーのルームチューニング機能「Tureplay」で測定・最適化しておくのもお忘れなく。

フラグシップサウンドバー「Sonos Arc Ultra」とテレビのARC端子をHDMIケーブルでつなぎ、ルームチューニング機能「Tureplay」で最適化を行った

続いてSonos Aceに「テレビ音声スワップ」機能を追加し、最後に「TrueCinema」の測定を行えば準備は完了。

「TrueCinema」の測定は、Sonos Aceを装着した状態で普段テレビを見ている場所に座って行う。Sonosアプリの指示に従って操作するとサウンドバーからのテストトーンが再生され、測定時間は約5秒と非常に簡単だ。

なお「TrueCinema」は、サウンドバーの「Arc」「Arc Ultra」「Beam (Gen 1)」「Beam (Gen 2)」「Ray」との組み合わせで使用可能とのことだ。

サウンドバー「Sonos Arc Ultra」と組み合わせて効果をチェック!

55型テレビとSonos Arc UltraをHDMIケーブル(ARC)でつないで上記の設定を行い、Netflixの『新幹線大爆破』(樋口真嗣監督)を視聴した。この作品はDolby Atmosで配信されており、屋外と新幹線車内、司令室といった様々な環境音の変化が聴きどころだ。

テレビの正面に座って、Sonos Arc Ultraの音から確認する。なお、Sonos Arc Ultraは新開発されたSound Motionウーファーを含めて合計14個のユニットを搭載しており、9.1.4chの立体音響を再生できる。

「テレビ音声スワップ」機能を使うには、前もってSonosアプリでお使いのサウンドバーと「Sonos Ace」を連携しておくこと。画面の指示に従っていけば数分もかからずに終了する

実際のサウンドも立体感、臨場感を備えたもので、新幹線車内の独特の雰囲気、走行音や密閉感などがリアルに感じ取れた。ここでも人の声の再現が自然で、草K 剛や斎藤 工のセリフも聴き取りやすい。

わが家のリビングは左右が非対称で、壁までの距離が違うけど、「Trueplay」の効果もあって、バランスの取れたサラウンド音場が再現できている。

「テレビ音声スワップ」機能を使って音をSonos Aceに切り替える。音量感は変化したが、サラウンドの包囲感、セリフのニュアンスなどはSonos Arc Ultraと共通で、これなら作品鑑賞中に切り替えても、違和感を覚えることはなさそうだ。新幹線に水が降り注ぐ音なども、高さを伴って響いてきた。

クライマックスの新幹線爆破の低音は、さすがにSonos Arc Ultraの方が迫力があるけれど、逆に駅のアナウンスや細かい効果音はSonos Aceの方が聴き取りやすい部分もあり、サウンドデザインをじっくり聴きたいという場合は積極的にSonos Aceを選んでもよさそうだ。

「ヘッドトラッキング」をオンにしておけば、常に画面側から音が再現されるので、映画館っぽい体験をキープできる。

新機能の「TrueCinema」の設定もメニュー画面から操作する。「Sonos Ace」を装着した状態で測定することで、視聴位置に合わせた補正を行ってくれる

TrueCinemaは最高のアップデートだ!

音楽作品はどうか?Disney+から『John Williams in Tokyo』をチェックした。

こちらもDolby Atmosで配信されていて、Sonos Arc Ultraでも画・音が見事に一致したコンサートの追体験ができる。もともとダイナミックレンジが広いコンテンツでもあり、ついついボリュームを上げたくなる。

音声をSonos Aceにスワップしてみた。驚いたのは、その切り替わりのスムーズさだ。楽器の質感、ホールの空気感に違いが感じられず、本当にSonos Aceで聴いているのかとヘッドホンを外して確認したほどだった。

もうひとつ、映像との親和性の高さにも感心する。視覚誘導効果(プラス・ヘッドトラッキング)もあるとは思うが、あたかも前方から音が聴こえているかのように感じさせてくれるのだ。

「シンドラーのリストのテーマ」でバイオリンの演奏風景がアップになると、まさにそこから音が出ているかのようだ。

「レイダース・マーチ」や「帝国のマーチ」では会場全体の盛り上がり、一体感まで音で再現できている。Sonos Aceは画付きの音楽コンテンツとの相性も抜群!これなら、昨今流行りのフェスのライブ配信も、現場感たっぷりに楽しませてくれるはずだ。

「Sonos Arc Ultra」と「Sonos Ace」の使用イメージ。こんなにシンプルなシステムで、驚くほど没入感のある映画&ライブ体験が可能。アナタの音楽生活をワンランクアップしてくれる、魅力的な提案だ

「TrueCinema」はSonosアプリからオン/オフもできる。「帝国のマーチ」でその違いを確認したところ、オフでも演奏のライブ感が充分あって、ヘッドホンのサラウンド体験として不満のないクオリティで楽しめる。

……のだが、「TrueCinema」をオンにすると、音を再生している空間がさらに広くなくなって、より没入感豊かなサウンドに変化する。この違いがアップデートで実装されるのはユーザーには嬉しいことだし、これは使わないのは勿体ない!

Sonos Aceの「テレビ音声スワップ」は、放送や動画配信の楽しみ方を広げてくれる便利な機能だ。今回そこに「TrueCinema」が加わったことにより、快適さ・魅力が大きく増している。Sonos Ace&サウンドバーは、生活に新しい価値を加えてくれる貴重なアイテムになるだろう。

お得な期間限定セールも実施中!

(Text by 編集部)

Sonosでは、今回の記事で紹介した「Sonos Ace」と「Sonos Arc Ultra」を含む複数のモデルが安くなる「Back to school 『新学期セール』を8月29日から9月7日までの期間限定中。

Sonos Aceは記事中で触れたように価格改定で以前よりも手に入れやすい価格になったが、今回のセールではその新価格からさらに安くなっている。

セールはAmazon、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、エディオンなど主要量販店にて実施中。気になる価格は各販売店でぜひチェックしてみてほしい。

セール対象モデルは下記のとおり。

  • Sonos Ace(ヘッドホン)
  • Sonos Era100(空間オーディオ対応スピーカー)
  • Sonos Era300(空間オーディオ対応スピーカー)
  • Sonos Arc Ultra(サウンドバー)
  • Sonos Beam(サウンドバー)
  • Sonos Sub 4(サブウーファー)
  • Sonos Sub Mini(サブウーファー)
  • Sonos Roam2(ポータブルスピーカー)
  • Sonos Move(ポータブルスピーカー)

(提供:Sonos)

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