魅力的な新プライスと“最高のアップデート”でさらに進化!「Sonos Ace」の新機能「TrueCinema」を試した
サウンドバーを含めて、Sonosの製品は人の声が自然に再現できる点が大きな魅力だと思っているが、Sonos Aceもその特長を受け継いでいる。アコースティック、電子楽器を問わず細かいニュアンスもしっかり再現される。
同じくApple Musicで、空間オーディオの『John Williams in Tokyo』を確認した。Dolby Atmosエンコードでの配信ということもあり、ステレオ音源に比べて音場が一回り広がった印象になって、これはこれで面白い。
Dolby Atmosといっても意図的な音の移動感演出はされておらず、コンサートホールの雰囲気、余韻感が味わえる。音楽の新しい楽しみ方として魅力充分だ。
なおSonos Aceには「ヘッドトラッキング」機能も搭載されていて、こちらもSonosアプリからオン/オフできる。空間オーディオを聴いている場合、「ヘッドトラッキング」をオンにした方がより空間が広がるように感じられるので、ぜひお試しいただきたい。
サウンドバーとの組み合わせでSonos Aceの魅力はさらにアップ
ここまでは基本的なワイヤレスヘッドホンとしての印象を確認したが、Sonos Aceは同ブランドのサウンドバーと組み合わせることで、より幅広い使い方が可能になる。
それが「テレビ音声スワップ」機能で、Sonos製サウンドバーとSonos Aceを連携すれば、サウンドバーで聴いていた音をワンタッチ(右ヘッドホンにあるコンテンツキーの長押し)でSonos Aceに転送できるものだ。
例えば深夜に映画を見ている場合、家族や隣室への音漏れを気にしてボリュームを上げるのがためらわれることもあるだろう。しかし「テレビ音声スワップ」機能を使えばそんな心配は不要だ。
サラウンド音源を再生している場合も、サウンドバー側でデコード/アップミックスした後にSonos Aceに転送するので、サウンドバーからSonos Aceに切り換えたらサラウンドで楽しめなくなるといったこともない。
また「テレビ音声スワップ」機能では独自の無線方式を採用しており、音の遅延が気にならないのも映像観賞用として重要だ。
新機能「TrueCinema」はどこが凄い? どうやって使う?
もうひとつ今年6月のアップデートでは、Sonos Ace専用のルームチューニング機能「TrueCinema」が追加された。
