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PRカジュアルライン “TUNE” シリーズ最新TWSをレビュー!

約1万円で音質/ノイキャン/機能が“全部入り”! JBL「TUNE BEAM 2」が新生活にオススメな理由

公開日 2025/02/27 07:00 山本 敦
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ではTUNE BEAM 2のサウンドの印象を伝えたい。BluetoothコーデックはAACとSBCに対応し、将来はアップデートでLC3にも拡大を予定。今回はiPhone 16 ProとペアリングしてApple Musicで配信されている音源を聴いた。

「MISIA SOUL JAZZ SESSION」から『来るぞスリリング』では、ボーカルがとても鮮烈な印象を残す。ラウル・ミドンの軽快なギターのメロディ、彩り豊かなサンバのリズムが雄大な音場をすき間なく満たす。演奏を引き締めるタイトでダイナミックなベースラインをTUNE BEAM 2は余裕を持って鳴らし切る。ホーンセクションのゆったりとした余韻が演奏の熱気を柔らかく包み込む。同価格帯の完全ワイヤレスイヤホンの中で、本機は音楽の濃淡の描き分けが抜きん出て上手いと思う。

NEVERMINDのアンサンブル『バッハ:ゴルトベルク変奏曲』を再生すると、TUNE BEAM 2のサウンドがとてもニュートラルでむやみに色付けられていないことがよくわかる。アコースティック楽器の音色がとても自然で、耳馴染みも優しい。演奏空間の広がり、パースペクティブもありのままに再現する。

同価格帯の完全ワイヤレスイヤホンの中では抜きん出た音楽の濃淡の描き分け

■進化したノイキャン&通話性能をチェック。「ビジネスシーンでも活躍してくれる頼もしいアイテム」



最後にTUNE BEAM 2のアクティブノイズキャンセリング(ANC)とハンズフリー通話の機能について、それぞれのインプレッションを報告しよう。

本機のANC効果はとても強力だ。アプリのアンビエントサウンド設定から消音レベルの強弱を7段階で選べる。アンビエントアウェア(外音取り込み)も同様だ。

耳垢がつきにくいイヤーピースも3サイズ付属している

ANCのレベルを最大にすると、カフェの店内に渦巻くグラインダーの動作音や、近くで話す人の声がぐっと静まりかえる。地下鉄やバスの車内でも同様、けたたましく響く走行ノイズが気にならない。かなり賑やかな場所でも映画やYouTubeのトーク番組のダイアローグに集中できた。

高い遮音効果が得られるので、屋外を移動しながら本機を使う場面ではアンビエントアウェアをオンにするか、ANCのレベルを忘れずに下げて使いたい。アンビエントアウェアをオンにすると周囲の環境音がクリアに聞こえる。また、アンビエントサウンド設定を切り替えても、オーディオのバランスが崩れなかったことも特筆したい。数多くのワイヤレスイヤホンを商品化してきたJBLの知見が本機に継承されていると感じた。

かなり賑やかな場所でも高い遮音効果が得られる

TUNE BEAM 2は本体に計6基の通話用マイクを搭載している。ハンズフリー通話の開始に伴ってノイズリダクションがオンになり、イヤホンを装着して話すユーザーの声だけを背景ノイズから選り分けて送り出す。

家族にTUNE BEAM 2を装着してもらいながら通話時の音声を確かめた。キッチンで水仕事をしながら、あるいは音楽を大きめの音量で再生するスピーカーの近くに座りながら話してもらったが、驚くほどに話者の声しか聞こえない。声は輪郭をやや太めに力強く描く傾向のようだ。音像もグンと前に迫り出してくる。小声で話してもらっても、話者の滑舌が良ければ難なく聴き取れた。TUNE BEAM 2はビジネスシーンでも活躍してくれる頼もしいアイテムだ。

◇◇◇



JBL TUNE BEAM 2は、今どきの完全ワイヤレスイヤホンに求められる機能をすべて高いレベルで揃えていることが分かった。JBLブランドを知らなかった方々にも、1万円超で手に入る完全ワイヤレスイヤホンのベストな選択肢の1つとしてぜひ本機をすすめたい。






(提供:ハーマンインターナショナル)

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