ますます存在感を際立てる、サンイースト「ULTIMATE PROシリーズ」一斉レビュー！

ULTIMATE PRO CFexpress Type B Card【WHITE Series VPG400】

今年からラインアップに加わったCFexpress Type Bカードのスタンダードライン「ULTIMATE PRO CFexpress Type B Card【WHITE Series】」。中でも製品名に持続転送速度を示す「VPG（Video Performance Guarantee）」が記された本製品は、400MB／秒の最低書き込み速度を保証する“VPG400規格”に対応する。

大容量化だけでなく低発熱かつ速度の安定性に優れたTLCタイプのフラッシュメモリーを採用することで、4Kや8Kといった大容量動画データを安定して長時間記録を実現している。もちろん動画撮影専用というわけではなく、高速な書き込み速度を活かした高速連写など、静止画撮影においてもストレスのない撮影が楽しめる。

容量は大容量1600GBモデルを筆頭に、800GB、400GBの3モデルをラインアップ。また、細かいことだが、本製品も含めてサンイーストのメモリーカードには表面ラベル下部に、個体管理しやすいようペン書きできるスペースが設けられている。ちょっとしたことではあるが、このような気配りも嬉しい。

ULTIMATE PRO SDXC UHS-II Card【V90】

現在SDメモリーカードは“UHS-I対応モデル”と“UHS-II対応モデル”に大別されるが、UHSとは「Ultra High Speed」の略。いずれも高速だが転送速度に違いがあり、最大104MB／秒までがUHS-I、より速い最大312MB／秒までがUHS-IIと定められている。

「ULTIMATE PRO SDXC UHS-II Card【V90】」は、より高速な “UHS-II対応モデル”で、ビデオスピードクラスV90に対応したSDメモリーカードの最上位モデル。最大読み込み速度300MB／秒、最大書き込み速度290MB／秒（512GBモデルのみ280GB／秒）を実現しており、理論値ではあるものの、ほぼ規格の最高速度でカメラ、PC間のデータ受け渡しを可能にしている。

スポーツシーンなどで連写撮影が心地よく楽しめることはもちろん、撮影後も短時間でPCにデータコピーできるなど、実際に使用すると良いことづくめで、改めて記録メディアの高速性の重要さに気付かされる。

記録部となるフラッシュメモリーには信頼性や耐久性に優れているpSLCタイプを採用。しかもロックスイッチ付きながら、完全モールド加工により防水性能も高く、動作保証温度もマイナス25度から85度と、プロのハードなワークフローにも応えてくれる頼もしい仕様だ。容量は、512GB、256GB、128GB、64GBの4モデルが用意されている。