PRただの「安価なヘッドホン」に収まらない意欲作
1万円以内でANC/音質ともに充実!EarFun初のヘッドホン「Wave Pro」レビュー
低価格路線でありながらも、その価格帯を超える機能性・音質を持つ完全ワイヤレスイヤホンやBluetoothスピーカーを矢継ぎ早に市場へ投入してきたEarFun。
2018年に創業してから驚くほどの速さで技術力を高め、市場トレンドに寄りそった製品を世に送り出しているが、経験豊富な音響エンジニア、工業デザイナー、音楽愛好家らが一丸となり、迅速に判断・実行に移すEarFunならではの生産体制がなせる業といえるだろう。
このEarFunが次なるステージとして選んだのはワイヤレスヘッドホンの世界だ。ボリュームゾーンは1万円〜3万円の範囲に集中しているが、高音質仕様の10万円オーバーの高級モデルも登場するなど、製品の価格レンジも広がっている印象。特にLDAC、aptX Adaptiveといったハイレゾ級高音質コーデックに対応した製品となると、やや値の張るイメージである。
そこでEarFunが目を付けたのが1万円以下の価格帯であり、アクティブノイズキャンセル機能(ANC)とハイレゾ認証取得という高付加価値を備えることで、これまでにない魅力を持つ製品を打ち出せるのではないか。そうした狙いを持たせたブランド初となる戦略的ワイヤレスヘッドホンが「Wave Pro」だ。
Wave Proは日常使いに重宝する263gという軽量設計であり、800mAhの大容量バッテリーによって、1回のフル充電で最大80時間の長時間再生を実現。ANCを入れた状態での駆動時間は最大55時間、フル充電に要する時間は2時間となっている。
昨今のワイヤレスヘッドホンではハウジングにタッチセンサーを設けた製品が主流であるが、ミスタッチによる煩わしさを解消できる物理キー方式を取り入れていることも特徴の一つといえるだろう。
機能面では最大45dBのノイズ低減効果を持つANC、55msの低遅延を実現するゲームモード、最大2台の対応機器とペアリングできるマルチポイント機能を用意。これらのモード切り替え、操作については同社の完全ワイヤレスイヤホンでも活用されているアプリ「EarFun Audio」によって行える。
本アプリでは前述のメイン機能の他、複数のプリセットを含むマルチバンドEQ調整機能や、物理キーの割り当てができるコントロール設定も用意。ANCにおいては、通常モードに加え、風切り音に特化したモード、地下鉄や航空機などのより強い騒音環境で効果を発揮するモードの3段階が用意されるほか、外音取り込みモードも搭載する。
ANCはアプリでの切り替え操作に加え、右側ハウジングの下側に設けられた物理キーからもON/OFFが可能であり、キーを押すたびにANC OFFのノーマルモード→外音取り込みモード→ANC ONと切り替わる。
地下鉄や新幹線移動で実際にその効果を確認したが、低域成分が中心となるエアコン動作音や走行音の他、窓に当たる雨粒の音についても低減してくれていた。
2018年に創業してから驚くほどの速さで技術力を高め、市場トレンドに寄りそった製品を世に送り出しているが、経験豊富な音響エンジニア、工業デザイナー、音楽愛好家らが一丸となり、迅速に判断・実行に移すEarFunならではの生産体制がなせる業といえるだろう。
このEarFunが次なるステージとして選んだのはワイヤレスヘッドホンの世界だ。ボリュームゾーンは1万円〜3万円の範囲に集中しているが、高音質仕様の10万円オーバーの高級モデルも登場するなど、製品の価格レンジも広がっている印象。特にLDAC、aptX Adaptiveといったハイレゾ級高音質コーデックに対応した製品となると、やや値の張るイメージである。
そこでEarFunが目を付けたのが1万円以下の価格帯であり、アクティブノイズキャンセル機能(ANC)とハイレゾ認証取得という高付加価値を備えることで、これまでにない魅力を持つ製品を打ち出せるのではないか。そうした狙いを持たせたブランド初となる戦略的ワイヤレスヘッドホンが「Wave Pro」だ。
■初のヘッドホンながら、トレンドをしっかり押さえた機能性
Wave Proは日常使いに重宝する263gという軽量設計であり、800mAhの大容量バッテリーによって、1回のフル充電で最大80時間の長時間再生を実現。ANCを入れた状態での駆動時間は最大55時間、フル充電に要する時間は2時間となっている。
昨今のワイヤレスヘッドホンではハウジングにタッチセンサーを設けた製品が主流であるが、ミスタッチによる煩わしさを解消できる物理キー方式を取り入れていることも特徴の一つといえるだろう。
機能面では最大45dBのノイズ低減効果を持つANC、55msの低遅延を実現するゲームモード、最大2台の対応機器とペアリングできるマルチポイント機能を用意。これらのモード切り替え、操作については同社の完全ワイヤレスイヤホンでも活用されているアプリ「EarFun Audio」によって行える。
本アプリでは前述のメイン機能の他、複数のプリセットを含むマルチバンドEQ調整機能や、物理キーの割り当てができるコントロール設定も用意。ANCにおいては、通常モードに加え、風切り音に特化したモード、地下鉄や航空機などのより強い騒音環境で効果を発揮するモードの3段階が用意されるほか、外音取り込みモードも搭載する。
ANCはアプリでの切り替え操作に加え、右側ハウジングの下側に設けられた物理キーからもON/OFFが可能であり、キーを押すたびにANC OFFのノーマルモード→外音取り込みモード→ANC ONと切り替わる。
地下鉄や新幹線移動で実際にその効果を確認したが、低域成分が中心となるエアコン動作音や走行音の他、窓に当たる雨粒の音についても低減してくれていた。