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PRテレビの音がワンランク以上アップする

最高峰の劇場サウンドを自宅でお手軽実現!JBLサウンドバー「BAR 800」「BAR 300」で映画を楽しみ尽くす

公開日 2023/10/27 06:30 折原一也(提供:ハーマンインターナショナル)
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【BAR 800】■分離式ワイヤレスリアスピーカーという上位機譲りの個性


ワンボディタイプのBAR 300とともに、JBLのサウンドバーラインナップに加わるBAR 800は、2022年にクラウドファンディングで登場し、大ヒットを記録したBAR 1000の弟分モデルだ。一見するとサウンドバーとワイヤレスサブウーファーのセットアイテムのようにも見えるが、BAR 1000譲りの充電式のワイヤレスリアスピーカーを用いた5.1.2chの完全ワイヤレスサラウンドシステムとなっている。

「BAR 800」(JBL直販価格:税込99,990円)




搭載スピーカーは、フロントには2ウェイ構成のセンター・レフト・ライト用スピーカーを6基、左右にビームフォーミングスピーカーの2基と斜め上向きの2基のハイトスピーカー、そしてワイヤレス・サブウーファー1基を含めた総合出力720Wにもなる計11ユニットを備える。

さらに、最大10時間バッテリー駆動するワイヤレススピーカーとして分離する両端のユニットには2基のリア用フルレンジスピーカーを、そして別体型の300Wハイパワーアンプ搭載25cm径ワイヤレスサブウーファーも用意している。

「BAR 1000」を踏襲した分離型ワイヤレスリアスピーカーを装備。なお、「BAR 800」の仕様では上位機に搭載されているハイトチャンネルが省かれている

「BAR 800」同梱のワイヤレスサブウーファー。こちらは「BAR 1000」とまったく同じ仕様のものとなる

最上位機種BAR 1000のスピーカー構成が7.1.4chとなるため、5.1.2ch構成の本モデルを「弟分」と表現したが、普段は本体に合体して充電しておき、本格的なサラウンドを求める時には分離して配置するワイヤレスリアスピーカーというBAR 1000最大の特徴をそのまま踏襲。この要素こそ、BAR 800の存在を他社の同価格帯サウンドバーにない強みと言える。

接続端子周りはHDMI eARCに加えて、HDMI入力端子1系統と光デジタルも対応。Wi-Fi 6内蔵でAirPlay2などでの音楽リスニング再生にも利用できる。本モデルも「JBL One」アプリとの連携で音楽再生時のコントロールや、音質イコライザーなどのカスタマイズも可能だ。

「BAR 800」の付属リモコン。ワイヤレスサブウーファーの操作や、リアチャンネルのボリュームコントロールキーを備える

■BAR 800:リアルワイヤレススピーカーの効果は絶大! 信頼のサウンドクオリティ


UltraHD Blu-ray版『トップガン・マーベリック』からBAR 800を体験してみよう。まずリアスピーカーを分離しない一体型セッティングで確認してみたが、映画冒頭の空母甲板上の音の広がりやDolby Atmosによる高所まで使った立体感を再現。壁反射を利用したMultiBeamの効果だけでも充分に音を楽しめる。そこに、気持ちよく抜けるサブウーファーによる重低音の再現まで揃うのだから、なかなか臨場感ある視聴体験だ。

だが、ワイヤレスリアスピーカーを分離した状態で同シーンをチェックすると、その差は歴然。……やはり本物のワイヤレスリアスピーカーありの体験は別次元だ。

分離型ワイヤレスリアスピーカーと、ワイヤレスサブウーファーによる“リアルサラウンド”を検証!

例えば、試験用極超音速機「ダークスター」でマッハ10に挑むシーン。緊迫感のあるBGMは前方の空間を高さまで使い切るし、前方のジェットエンジンの噴射がリアのサラウンドまで空間で繋がる。

これ見よがしに背後を作るのではなく、作中のシーンに降り立つような密度感。迫力が違う、ライブな音空間。ワイヤレスリアを追加して空間が音を満たすようになると、BAR 800のサブウーファーが担う音圧が劇場の再現に重要だと改めて分かる。

続いて視聴したのは、UltraHD Blu-ray版の『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』。本作はスパイダーマンをフィーチャーした長編アニメ映画で、2018年公開の『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編。2023年5月に劇場公開されたばかりのタイトルだ。

BAR 800で体験してみると、Dolby Atmosの表現力を駆使し、遊び倒したサラウンドがよく分かる。作品の冒頭、Marvelのロゴが出ている時点でもう音が空間上を漂いはじめ、冒頭のドラム演奏の音もステージ上だけでなく、前後の音の立体感も駆使して空間に浮かび、サラウンドの位置まで回っていく。

劇場同様に定位のハッキリしたサウンドを鳴らしてくれる

ヴィランのヴァルチャーと対峙する序盤のバトルシーンも背後から前方、頭上まで移動する音再現を、特徴的な作画表現同様にお洒落な質感のままに鳴らすところがとてもユニーク。BAR 800のワイヤレスリアスピーカーなしにはまず再現できない3Dな音の定位を連発するので、一聴してワンボディタイプとのサウンドバーとの表現差が感じられた。

最後にUltraHD Blu-ray版『すずめの戸締まり』も視聴。本作はDTS-HD 5.1chによるサラウンドで収録しているので、プレーヤー側でマルチPCMに変換して再生を行った。ちなみに、上位機のBAR 1000にはDTS系デコーダーが搭載されているので、今回の『すずめの戸締まり』のようなDTS収録の音声をそのまま楽しむことができる。

「BAR 800」もディスプレイによるステータス確認が可能。分離式リアスピーカー装備のため、表示位置はやや内ぶりとなっている

廃墟遊園地(神戸)のチャプターを視聴すると、遠方に見えるミミズの音の距離感と低音の音の厚み、ジェットコースターのレールを走る草太(イス)の音と、細々とした音の質感の再現がリアル。

左右の位置感をハッキリと使う定位は、5.1ch収録の特性がよく表れる。本作はIMAXの劇場で視聴しているが、定位のハッキリした作りだったことを記憶しているので、まさに劇場の音の再現というわけだ。

3作品を視聴して気づくのは、ワイヤレスリアスピーカーによるサラウンド再現の優位性。そして映画館の音を再現するサウンドクオリティも信頼できるものだ。上位機としてBAR 1000も存在するが、対するBAR 800のアドバンテージは、上位機と比較したコストパフォーマンスの高さだろう。10万円以下でリビングのテレビに劇場の音を持ち込めるのであれば、選択肢としてこれほど魅力的なものはない。



今回検証した2モデルは、ブランドが目指す “劇場の音を自宅に届ける” という理想に基づいたサウンドを実現してくれていた。どちらのモデルであっても、導入することで家のテレビの音をワンランク、いや、それ以上のクオリティアップに貢献してくれるだろう。予算や利用シーンを吟味の上で、じっくりと選んでいただきたい。

(提供:ハーマンインターナショナル)

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