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PR3基ハイブリッドでU1.5万円

コスパ王者SOUNDPEATSの最高峰!“全部入り”完全ワイヤレス「Opera 05」がスゴい

公開日 2023/10/14 06:30 鴻池賢三
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創業13年目を迎えたSOUNDPEATSの集大成ともいえる「Opera 05」が登場!1万3千円台にして、3基ハイブリッド構成の贅沢な仕様。LDACやノイキャンにも対応。VGPアワードで部門金賞にも輝いた、プロも認めるその実力を解説しよう。

SOUNDPEATS「Opera 05」¥13,999(税込)

威信をかけて挑んだフラグシップはまさに“全部入り”



最先端の機能、そして高音質性能を凝縮し、コストパフォーマンスの高さで定評を獲得してきたSOUNDPEATS。エントリーからハイエンドまでラインナップも充実し、勢いを感じるメーカーのひとつだ。そんな同ブランドから、創業13年の集大成ともいえる完全ワイヤレスイヤホンのフラグシップモデル「Opera 05」が登場した。

SOUNDPEATSはこれまで、エントリーからミドルクラスを主力として存在感を発揮していたが、Opera 05は実売価格が1万3千円台とやや価格帯が上がるため、ハイレゾ対応でそれ以上の価値、つまり、さらなるコストパフォーマンスの高さに期待が集まる。オーディオビジュアルアワード「VGP2023 SUMMER」では、高機能性、豪華なドライバー構成といったスペックの充実に加え、実際の音質も審査員に高く評価され、部門金賞が授与された。

Opera 05の特長を見て行こう。スペック面で目を引くのは、豪華なドライバー構成。同ブランドでフラグシップを標榜しつつも、1万3千円台という価格に抑えながら、φ12mmもの大口径ダイナミック型ドライバー1基と、バランスド・アーマチュア型ドライバー2基、合計3基のハイブリッド構成。ダイナミック型ドライバーは、SOUNDPEATSが歴代モデルで好評を得、同ブランドの代名詞ともいえるバイオセルロース繊維を使用した振動板を採用している。繊細かつナチュラルな高音質が期待できる。

【1DD +2BAのハイブリッド】SOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホンでは初の3基ハイブリッド構成を採用。バイオセルロース製振動板を採用した12mmダイナミック型ドライバー1基と、バランスド・アーマチュア型ドライバー2基を採用する

ほか、この価格帯でありながら、音質面で有利とされ高級イヤホンでの採用例が多い金属製ノズルの採用も感心。特にOpera 05のようなハイブリッドドライバー構成では、3つのドライバーから放たれた音をノズル付近でミックスすることになるので、ハイレゾの肝である超高音域を中心に、不要な振動による音滲みを少なくし、クリアな表現につながるだろう。

いまやほしい機能の必須といえるアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能や外音取り込み機能も搭載し、専用アプリ「SOUNDPEATS」を用いてサウンドのイコライジングも可能だ。さらに、BluetoothコーデックはハイレゾワイヤレスのLDACに対応する。

【ハイレゾ相当の高音質で聴ける】LDACに対応。最大96kHz/24bitまでのハイレゾオーディオ信号を圧縮して、SBCの328kbpsと比べて、最大約3倍の情報量となる990kbpsのビットレートでワイヤレス伝送できる。ハイレゾ相当の高音質をワイヤレスでも楽しめる

【イコライザーで音変も可能】専用アプリ「SOUNDPEATS」では音質をカスタマイズできるイコライザー機能を使用できる。「ロック」「クラシック」など8種のイコライザーがプリセットとして用意されているほか、10の周波数帯域(バンド)を自由にカスタマイズすることもできる

タイトかつ質感豊かな低域が印象的



Opera 05は手に取った瞬間、他のSOUNDPEATS製品との違いを感じる。SOUNDPEATS製品にはシンプルで質実剛健なイメージを持っていたが、本機は充電ケースにもしっかり塗装が施され、深みのある高級感が目を引く。金属製ノズルと同様のイエローゴールド色を随所にあしらい、フラグシップモデルに相応しいラグジュアリー感がある。

肝心の音質はLDAC接続で確認。最も印象的なのは引き締まったタイトかつ質感豊かな低域。バスドラムやベースは余計な音が付け加えられず、芯や輪郭が明瞭。音程や弾力感の描写が鮮明で、音同士の分離のよさも併せ、一音一音を追って味わうような楽しみ方もできる。

【ハイブリッド方式のANCでノイズを低減】フィードフォワードマイク1基とフィードバックマイク1基を併用するアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載。人間工学に基づいた設計により、パッシブでの高い遮音性も相まって、騒音低減効果は最大-30dBを実現しているという

また、緩やかな重低音が含まれる音源では、スケールが大きな重低音が奥底から湧き上がり、音楽全体を支えてリッチに聴かせる場面も。φ12mmと大口径なバイオセルロース振動板の実力を存分に感じることができる。中高域はバランスド・アーマチュア型ドライバーらしくボーカルがなめらか。傾向としては解像感の高さを意識したチューニングのようで、シャキッと明瞭。ギターのキレが鮮明など、現代音楽、ハイレゾ音源の雰囲気をより濃く感じることができた。

ANC性能もフラグシップに相応しい仕上がりで、空調音などはスパッと消え去り、無音になったかと錯覚するほど。こうした静けさは、アウトドア利用でも、本機の音質性能をいかんなく発揮させるのに役立つだろう。

SOUNDPEATSが威信をかけて挑んだフラグシップモデル。SOUNDPEATS製品を聴いたことがないユーザーこそ、そのコストパフォーマンスの高さをぜひ確かめてほしい。


LINEUP
耳をふさがないオープンイヤー型も登場


オープンイヤー型イヤホン
「SOUNDPEATS RunFree」¥6,680(税込)


締め付けがなく軽快な装着性

SOUNDPEATSの新機軸ともいえるのが、耳をふさがないオープンイヤータイプのイヤホン「RunFree」。骨伝導ではなく、ダイナミック型ドライバーを使用するタイプで、音質を重視するユーザーに適する。

VGP2023 SUMMERでは、優れた音質とコストパフォーマンスの高さが評価され、部門金賞に加えて、特別に「企画賞」も授与された。ドライバーはφ16.2mmと大口径の振動板で、独立したパワーアンプにより駆動。さらに独自技術「ラムダ型音響空間」によって、オープン型の課題といえる低域表現の改善に取り組んでいる。音漏れに配慮した設計で、素材の工夫による装着性へのこだわりも注目に値する。

大口径16.2mmドライバーユニットを搭載。独自の「ラムダ型音響空間」と呼ばれる特殊設計を採用することで、オープンイヤー型イヤホンでありながら、迫力のある低域を再生するという

実際に装着すると、締め付けがなく、軽快さが好印象。スポーツ時も集中力を保つことができるだろう。低音の質と量感は、耳につけるスピーカーといった雰囲気で、適度に引き締まりスピード感が心地よく、さらに中高域を明瞭に感じさせる効果も。低域再現を狙った各種の工夫が功を奏しているようだ。音楽も高品位に楽しめるのは、他のオープンイヤー型イヤホンと異なる本機のアドバンテージといえるだろう。

(提供:SOUNDPEATS)

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