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心震えるMarshallサウンドがどこでも聴ける!「Middleton」はポータブルスピーカーの域を超えた逸品だ

公開日 2023/08/31 06:31 草野晃輔
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「これぞMarshall」エネルギッシュで気持ち良いサウンドと高い表現力



では、Middletonから聴いていこう。試聴ではiPhone 14を使い、楽曲はAmazon Music Unlimitedから再生した。

リビングの壁際の一角に、ちょっとした作業ができるワークカウンターがある。ここに置いてオアシスの代表曲「Don’t Look Back in Anger」を流すと、静かなのにどこか荒々しいキーボードのイントロが部屋中に広がっていく。

そのサウンドは広範囲に拡散しているが、離れて聴いても密度を保っている。音の大きさで無理に遠くまで届けるというより、音場空間を構築しているイメージだ。早速トゥルーステレオフォニックの効果を実感できた。

BLACK&BRASSに加え、Creamカラーもラインナップ

イントロ終盤からギターが加わる。単純なオーバードライブサウンドなのだが、この音色が本当に気持ちいい。良い意味で枯れた深みのある音は、Bluetoothスピーカーで聴いているとは思えないほど生々しくエネルギッシュ。ギターの音色を知り尽くすMarshallだからこそできる表現だろう。

サビに入ると、コーラスも加わり一気に音の熱量と厚みが増す。中高域の表現力の豊かさはさすがで、その迫力に手が止まり釘付けになる。まさに聴き手を魅了するサウンドだ。低域は芯が太く、存在感はあるが、中高域を押しのけてまでグイグイくることはない。それぞれの帯域が絶妙に調和している。

UNISON SQUARE GARDENの「シュガーソングとビターステップ」は、エレキギターによるキャッチーでキレのあるイントロを、見事にアタック感あるサウンドで聴かせてくれる。音の立ち上がりから消え際まで、曖昧さなく音像が極めて明瞭。何度もリピートしたくなるほど中毒性のある音色だ。

Aメロの最初はギターが抜けてボーカル、ベース、ドラムのみになる。ここで、太く音像が明瞭なベースラインに、パンチのあるドラミングが曲全体を支え、ボーカルを引き立てながら小気味よく曲が展開する。ボーカルが前に出すぎたり、演奏が弱かったりすると、曲の疾走感が損なわれやすい場面だが、疾走感は損なわれるどころか増しているようだ。

ドライバー配置は非公開ながら、横や背面にもパンチ穴が空いており、全面から音が出ることによって没入感あるサウンドを実現していると推察される

やや毛色を変えてバラード曲から、男女のツインボーカルにギターの3人組グループAwesome City Clubの「忽忘」を聴く。1番が男性ボーカル、2番は女性ボーカル、と分かれており歌詞も掛け合うような内容だ。明瞭で聴きやすいサウンドゆえ、歌詞と歌声がスッと届き、曲の世界に惹き込まれる。

間奏でギターのソロパートが入るのだが、これが良い意味でノイジーな音。静かな曲調の世界観に、ばっと大きな波紋が広がるようなギャップが生まれる。音を描き分ける表現力を備えたMiddletonだからこそ、この違いの妙を味わえるのだろう。

ギターサウンドが気持ちよく、ここではロックやポップスばかりを取り上げたが、ジャズやEDM、クラシックなども一通り聴いており、どれもアタック感のある分厚いサウンドを味わえた。

質量は約1.8kgと決して軽くはないものの、片手で持ち運べるサイズ感。部屋の中はもちろん、アウトドアでのアクティビティでも大活躍してくれる

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