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【特別企画】オーディオのある家にこそおすすめ

ホームシアターユーザーが自宅で体感! デノンのネットワークスピーカー「DENON HOME」

2020/04/02 執筆:ホームシアターファイルPLUS編集部 井田有一
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皆さんは普段、どのように音楽を聴いているだろうか。読者の皆さんならヘッドホンやミニコンポ、Hi-Fiオーディオ、ホームシアターなどこだわりのシステムをお持ちかもしれない。2020年2月末に発売したデノンのWi-Fiスピーカー「DENON HOME 150」「DENON HOME 250」は、そうした“すでにオーディオ機器をお持ちの方”にこそ、追加導入をお薦めしたいアイテムだ。

2020年2月下旬に発売されたWi-Fiスピーカー、デノン「DENON HOME 150(ブラック/ホワイト)」¥OPEN(予想実売価格¥32,000前後)

より大型となる「DENON HOME 250」¥OPEN(予想実売価格¥48,000前後)

そこで今回、デノンのAVアンプ「AVR-X1500H」を中心にホームシアターを楽しんでいるKさんご一家にご協力いただき、DENON HOME 150を追加導入。機能性や音質など、新製品の魅力を体感いただいた。



デノンAVアンプユーザーが追加するのに最適なWi-Fiスピーカー

閑静な住宅街にお住まいのKさんご一家。お子様の誕生を機に自宅を新築し、その際に夢だったホームシアタールームを構築したという。シアターなので映画はもちろん楽しむが、普段はご夫婦が好きな曲をかけたり、お子様が好きな曲「花さかニャンコ」などをかけて一緒に歌って遊んだりと、音楽も日々の暮らしに欠かせないものとなっている。

リビングと併設するK邸のシアタールーム。間仕切りを使えばリビングと隔離もできる使い勝手のよい専用ルームだ(K邸の写真撮影/水谷綾子)

K邸の1階は、LDKとホームシアタールームとが一続きになった大空間。「食」「住」のLDKに対して、ホームシアタールームは「遊」として位置づけてゾーニング。クロスもブルックリンスタイルを感じさせるレンガ調にするなどし、空間を視覚でも切り分けている。そんな素敵な新居に暮らして1年少々、Kさんご夫婦は大空間ゆえの悩みを持っていた。

KさんはデノンのAVアンプ「AVR-X1500H」を使用中。スピーカーは5.1.2構成のドルビーアトモス。映像面は100インチのスクリーンを組み合わせた本格ホームシアターをお持ちだ

「キッチンにいると、主人と子どもたちとがシアタールームで何を聴いているのか少しわかりにくかったんです。音楽の音量を上げすぎると下の子が起きてしまうので、キッチン用に別にスピーカーが欲しいと思っていました」と、奥様。

そんなKさんご一家に編集部がお薦めしたのが「DENON HOME 150」だ。音楽を聴くだけの用途ならBluetoothスピーカーでもよいが、本機には「HEOSテクノロジー」(詳しくは海上忍氏による「DENON HOME」レビュー記事をご参照いただきたい)による“繋がる”機能があるため、Kさんご一家の要望にピタリと合うのだ。

来客も多いからと、エントランスから続くLDKを広めに確保しているK邸1階。そのため、子どもたちと一緒に遊ぶシアタールームと、水仕事の多い奥様とで少々距離ができてしまい、シアターで音楽をかけても奥様は聴こえにくいということに。「DENON HOME 150」は、そんな環境にうってつけのスピーカーだ

“繋がる”機能とは「マルチルーム再生」のことだ。これは家の各所に置いたスピーカーから、同じ音楽を同時に再生する機能。名前からは「家のどこからでも音楽が再生できる」ことが重要なようにも思えるこの機能、本質的なメリットは「適切な音量で音楽を楽しめる」ことにある。

空間が広く離れた場所の音が聴こえづらいなら、単純に音量を上げてしまえば解決する。しかし、現実的には隣家への音漏れが気になるし、さらに家族の会話までマスキングしてしまうので、利便性を損なってしまうのだ。それよりも、人がよく居る場所ごとにスピーカーを置き、それぞれを適正音量で再生する方が、音楽もいい音で楽しめるし、何よりも暮らしやすい。

こうしたマルチルーム再生は、キッチンのような水仕事の音がある場所は特にお薦めで、手元にスピーカーがあれば別部屋で子どもたちが聴いている音楽もハッキリと認識できる。楽しさを家族全員でシェアできるのだ。

複数の部屋を小音量かついい音のスピーカーから音楽を再生すれば、家じゅうを心地よく音楽で包み込むことができる。たとえばキッチンやサニタリールームのような家事仕事がある場所で、音楽あるいはラジオのニュースなどを再生するだけで気持ちに余裕が生まれてくるはずだ


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