オーディオの常識を覆すフレンチブランド

「DEVIALETを最も多く売った店」で聴く、その魅力。川又利明氏(ダイナミックオーディオ)×山之内 正対談

季刊・オーディオアクセサリー編集部

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2019年10月25日
■改めて聴くフレンチブランド「デビアレ」の魅力とは?

ハイエンドオーディオにおける「アンプ」と聞いて、最初に思い浮かべるのはどのようなシステムだろうか。もちろんそれは、人によって様々だろうが、多くの方は大型、それもプリとパワーを分けた巨大なセパレート型のシステムを思い浮かべるかもしれない。

DEVIALET「EXPERT 1000 PRO DUAL」。今回の試聴では、2ペアを用意した

2007年にフランスで設立され、2009年に日本市場へ初めて紹介されたデビアレ(DEVIALET)は、そうした固定観念を大きく打ち破るオーディオシステムとして、世界的な評価を受けてきた。鏡のように美しいダーククロームメッキを施した厚さわずか40mmの筐体と、外観からは想像できないほどの高い駆動力。デビアレの製品でハイエンド・オーディオ・システムのイメージが大きく変わった。そんなユーザーは多いことだろう。

日本での販売が開始されて以降、その魅力を積極的にユーザーへ伝えてきたダイナミックオーディオ5555 H.A.L.の川又利明氏(写真右)と、世界のショウでデビアレの評価を見てきた山之内正氏(写真左)

そんなデビアレは、日本に初上陸を果たしてから今年で10年を迎えることになる。輸入代理店の変更等、取り巻く環境に変化はあったが、その間も一貫してリスナーと関わり続けるショップという場所でデビアレの魅力をユーザーに訴え続けてきた人物がいる。東京・秋葉原の名店、ダイナミックオーディオ5555の7階「HI-END AUDIO LABORATORY(H.A.L.)」の川又利明氏だ。

ダイナミックオーディオ5555 H.A.L.へ行くと、錚々たる世界のハイエンドシステムが並ぶが、デザインコンセプトから大きく異なるデビアレのシステムは、ある意味異質な雰囲気を醸し出している。自身の目と耳で製品の良し悪しを見極め、日本のオーディオファイル達から圧倒的な信頼を寄せられている川又氏は、なぜデビアレに魅力を感じたのか。そこには、デビアレならでは特徴が大きく関係している。

そしてもうひとり、デビアレが世界のオーディオファイルたちから絶大な評価を受けているその姿を見続けてきたのが、オーディオ評論家の山之内 正氏だ。独・ミュンヘンで開催されるHIGH ENDの会場内をはじめさまざまなオーディオショウにも足を運ぶ山之内氏は、デビアレがハイエンドオーディオブランドとして受ける評価の高さをその目で見てきた。

そこで今回は、川又氏が店長を務めるダイナミックオーディオ5555 H.A.L.で実際にデビアレの音に触れながら、川又氏と山之内氏の両名に、デビアレの魅力について存分に語っていただいた。

デビアレのキーテクノロジー、ADHで実現したサウンド

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