第二世代BTケーブルはクリアな音と利便性UP

Westoneの新シリーズ一気聴き!圧倒的低域の「B」と透明感あふれる「W」、魅力満載の5モデル

佐々木喜洋

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2019年05月23日
人気ブランド「Westone」のラインナップに、このたび新製品が追加された。好評のWシリーズに改良を図った「新Wシリーズ」に加えて、新たに「Bシリーズ」が登場した。

「Westone」が新ラインナップを一斉に発表。人気のWシリーズを刷新、そして新たに低域再生力を高めた「Bシリーズ」を登場させた

今回追加された新製品の中で、目玉となるのはやはり新シリーズの「B30」「B50」。従来のW30とW50を元にして低域を増強したモデルだ。Wシリーズでは整った周波数特性を特徴としているが、若いユーザーでロックやヒップホップなどを聴く際に、低域がもっと欲しくなる場合がある。そうした時に、プレーヤーのイコライザーで不自然に低域を強調するよりは、はじめからたっぷりとした量感のある低域をより自然に提供しようというコンセプトで開発されている。

低域を増強した「Bシリーズ」が新登場。「B30」「B50」では自然ながら、たっぷりとした迫力ある低音再生が特徴だ

新Wシリーズでは、ここ数年で培われたWestoneの開発の成果を製品へフィードバックし、音質を改良してリファインしたという。さらにユーザーの声を反映して、クリップをメタルに変更したり、Bluetoothへの対応力も高めている。また、最上位モデルのW80については、ラインナップと同タイミングで登場した第二世代Bluetoothケーブルが標準付属する点も大きな特徴だ。

新Wシリーズから、音質面で大きく改良が施された「W40」「W60」、ラインナップの中で唯一第二世代Bluetoothケーブルを標準付属する「W80」を試聴した

最上位モデルのW80には、新開発の第二世代Bluetoothケーブルが標準付属する

本記事では新登場のBシリーズ、生まれ変わったWシリーズの新モデルをそれぞれレビュー、その実力を紹介する。なお、ラインナップ比較のためにWシリーズについては、従来品を「旧W〜」、新製品を「新W〜」と表現する。なお、両シリーズの開発に至った背景や製品の詳細については、Westoneの開発担当者であるカートライト兄弟へのインタビュー記事でたっぷり語っていただいているので、ぜひそちらも参照してほしい。

圧倒的な低域の “破壊力”!高域は柔らかく、ボーカルは明瞭に再生する「B50」

B50は、旧W50とドライバーおよびクロスオーバーは同じだが、音導管の長さや太さなど、音響設計が異なっている。これだけ聞くと小改造のように思うかもしれない。しかしBシリーズでは、低域がだいたい3dB〜4dBほど増強されており、音圧において倍以上の差があるということになる。かなり思い切ったチューニングと言えるだろう。

「B50」では旧W50と比較して、低域では3dBから4dBほどの増強が加えられており、思い切ったチューニングになっている

また付属品として、新型の標準ケーブルと第一世代のBluetoothケーブルが同梱されることも、これまでとは異なる大きな違いだ。新型の標準ケーブルはとてもしなやかで、取り回しもしやすい。透明スリーブを採用していることで、経年による変色も気になるところだが、その原因となる酸化を防ぐ工夫もしっかり施されている。なお、ケーブル単体の音質的な評価は、後述する新Wシリーズのレビューにて紹介する。

「B50」のパッケージ外観

透明スリーブを採用した新型の標準ケーブルを装着した状態で収納されている

それでは早速試聴してみよう。着けてみると、従来のWシリーズと同様にコンパクトな筐体によって耳にしっかりフィットし、実に快適な装着感だ。

イヤーチップも各サイズ用意。自身の耳にあったフィット感を見つけられるだろう

一聴した音質の印象は、Westoneらしい暖かみのある優し気なサウンドで、音の広がりも良いと感じた。そしてやはり印象的なのは、たっぷりとした低音域だ。単に量感があるだけではなく、超低域の方に沈み込むような、豊かな低域再現力を有している。ジャズやクラシック、ロックなど、どんなジャンルでも音楽をより重厚に演出してくれる。

破壊力ある低域を鳴らす唯一無二の「B50」。「B30」はよりバランスのとれた入門モデル

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