ちょっとした「iFIマジック」

iFI-Audio「EarBuddy」テクニカルノート ー デジタルボリュームの“ビット落ち”を防ぐイヤホンアクセサリー

iFI-Audio(翻訳:生塩昭彦、構成:オーディオ編集部)

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2017年09月20日
「イヤホンに真の静寂をもたらすアクセサリー」として、多くのユーザーから高い評価を獲得したIEMatch(関連リンク)。この度、iFI-Audioから発表された最新アクセアリー「EarBuddy」は、IEMatchをベースとして登場したヘッドホンユーザーのためのアイテムである。ヘッドホンとプレーヤーの間に挿入するだけという簡単な使い勝手ながらも、圧倒的なノイズ対策を行える本機もまた、iFI-Audioらしさ溢れるアイデアとテクノロジーが満載されている。本国から届いたEarBuddyにまつわるテクニカルレポートをお届けしよう。


■ヘッドホンの完璧な相棒

iFi-Audio「EarBuddy」¥OPEN(予想実売価格¥3,700前後)

EarBuddyはあなたのヘッドホンになくてはならない友のような存在です。

いらいらするヒスノイズやポップノイズ、突然の不快なノイズの混入など、音楽の楽しみを損なうノイズを除去します。

EarBuddyを使う環境としては、以下の場合に最適です。

スマートフォン
・コンピューター
・AVシステム
・飛行機内のサウンドシステム


EarBuddyはユーザーフレンドリーでもあります。ヘッドホンと再生機器の間に挿入し、接続して再生ボタンを押すだけです。

もちろん屋外でも使えるように、旅行用の携帯アクセサリーが同梱されています。

EarBuddyのパッケージ。モバイルでも使えるように、さまざまなアクセサリーが同梱される

・金メッキの航空機アダプター
・耳の形状にフィットするソフトフォーム・イヤープラグ(-37dBの減衰力)
・布製の携帯ポーチ


EarBuddyは2016年にリリースされたiFI-AudioのiEMatchと同じ原理で動作しますが、もっと幅広いユーザーにご使用いただけるように機能を調節しています。「EarBuddy」という名称は合成語ですが、その実体は「アッテネーター」、つまりオーディオ信号の強度を減じる機器です。EarBuddyの効果を知るために必要なキーワードは下記の3つです。

ビット数 PCM(pulse-code modulation)を使用したデジタル・オーディオではビットデプス(ビット深度)という語をよく耳にしますが、これは各サンプル内の情報が持つビット数を示します。そしてこれが直接各サンプルの解像度に対応します。コンピューター用ディスプレイのピクセルや、ジグソーバズルのピースのようなものだと想像してください。

16ビット・オーディオ CDにはビットデプス=16Bit、サンプリングレート=44.1kHzのオーディオが収録されています。

ダイナミックレンジ 再生されている音楽における、楽器の最大音と最小音の差を指します。

iEMatchのミステリアスな技術に興味のある方は、以下のテクニカル・ノートにさらなる詳細が掲載されています。
IEMatchのテクニカルノートはこちら(英文のみ)

技術的背景は知りたいが、それほど知識がないという人は、このまま読み続けてください。iFi-Audioの革命的な機器に関してはまだ初心者だという人にも、ここでの簡単な説明がお役に立つでしょう。

ちなみに、iFI-Audioはハイエンド・オーディオ製品を設計・製造しています。DAC、ヘッドホンアンプ、フォノステージ、プリアンプ、オールインワンシステム、信号や電源関係のアクセサリーなどです。iFiは2012年のRMAF(ロッキー・マウンテン・オーディオ・フェスト)で4機種を発表し、2014-15年度のEISA賞(最優秀製品賞)を獲得しました。現在は、数々の受賞歴を持つ30点以上の製品を取り揃えています。そうしたご評価もあって、現在私たちの製品は、世界中の主要な市場に広がっています。

EarBuddyは(デジタル)ボリュームが失ったものを回復します

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