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【特別企画】エントリージャパンが取り扱い

大切なイヤホンを快適に保つ!「ドライ&ストア グローバルII」で愛機を除湿・除菌してみた

2015/04/30 高橋敦
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除湿コンディショナー「ドライ&ストア グローバルII」は、大切なイヤホンを長く快適に保つためにお薦めしたい注目アイテムだ。元々は補聴器向けに開発されたというもので、ケースの中に搭載するヒーターと乾燥剤、紫外線ランプによる装置で除湿・除菌を行う。製品を展開しているのは、イヤホンファンの間では米Comply(コンプライ)のイヤホンチップを取り扱うことで知られるエントリージャパン。今回はさっそくこの「ドライ&ストア グローバルII」を使って、ライター・高橋敦が普段使いのイヤホンを除湿・除菌して効果を試してみた。(編集部)

ドライ&ストア グローバルII(¥18,333・税抜)

■大切なイヤホンを長く快適に保つためにお薦めの注目アイテム

楽器や精密機器の大敵は高い湿度だ。楽器的でもあり精密機器でもあるイヤホンもしかり。湿り気を帯びてしまうと音質にも悪影響が出るし、雑菌も繁殖しやすい。特に日本には梅雨と夏という恐ろしい季節もある。

そこでおすすめなのが、この除湿コンディショナー「ドライ&ストア グローバルII」だ。ヒーターで温めた空気をファンで循環させ、イヤホン内から湿気を追い出し、その流れの先にある乾燥剤で湿気を吸収。特別な254nm波長の紫外線ランプで除菌もしてくれる。

乾燥剤「ドライブリックII」を使用。シリカゲルより強力という乾燥剤モレキュラーシーブを採用している

エントリージャパンでは本製品に関して、「水に浸してしまったイヤホンでも、本製品を使えば効果的に乾燥・除菌させられる」と大胆なアピールも


ドライ&ストア グローバルIIの構造イメージ

乾燥時間のめやすは8時間だが、30分程度でも十分に効果がある。元々は実績のある補聴器用アイテムなので、イヤホンの樹脂部分を紫外線で劣化させるようなこともない。ただし木材は乾燥しすぎもよろしくないので、木製の振動板やハウジングを採用したイヤホンでの使用には注意が必要かもしれない。

■愛用イヤホンSE846とMDR-EX90を除湿&除菌してみた

今回は数年愛用しているShure「SE846」を除湿&除菌してみた。しかし、普段から楽器用に梅雨でも冬でも湿度40%〜55%程度を維持してある自室で風通しのよい場所に置いてあるので、そことの落差はあまり期待できないかもしれない。しかし使い込んでいるので除菌はありがたい。なお、本機の稼動音はエアコン等が動いている状態では気にならない程度だった。

ドライ&ストア グローバルIIの使い方手順

確信を持って「明らかに」というほどの変化ではないが、軽やかさや抜けのよさ、突っかかりなくすっとぱっと音が出るような感触の高まり(回復?)を感じることができた。除湿&除菌で僕の気分がよくなったことの好影響もあるだろうが、何にせよ嬉しい。逆に言えば、前述のような好条件での保管&使用でも内部には湿気が滞留していたのかもしれないわけで、気が重くなるが…。

年季の入ったダイナミック型のSony「MDR-EX90」でも試してみたところ、こちらも似た傾向の変化。それにこちらは古いものなので、たまに使ってみるときに清潔さを保てるのはさらに嬉しい。

これまで長く愛用しているイヤホン、また、あなたがこれから長く愛用したいイヤホンに出会えた時、このアイテムの出番だ。

(高橋敦)



本記事は、『プレミアムヘッドホンガイド vol.13』からの転載です。『プレミアムヘッドホンガイド』の詳細はこちら

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