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【特別企画】

佐藤純之介氏が語るAKGヘッドホンの魅力 − 音にこだわるエンジニアが選ぶ理由とは?

2015/01/29 オーディオ編集部
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アニソンファンから強力な支持を獲得する『ラブライブ!』を始め、数多くのビッグヒットを飛ばしているランティス。その楽曲を手がけているのが、ランティスの制作部である(株)アイウィルのプロデューサー・佐藤純之介氏だ。DTM関連媒体やオーディオ関連媒体など、「音」にフォーカスしたさまざまなメディアにも登場している佐藤氏は機材マニアとしても知られ、ヘッドホン分野でもさまざまなモデルを愛用している。まずは、そんな佐藤氏にとって今お気に入りのヘッドホンをうかがった。


佐藤純之介さん
エンジニアとしてJ-POPの音楽制作現場に参加した後、2006年アニソンレーベル(株)ランティスに入社。2011年にランティスの音楽制作部が独立した(株)アイウィル所属となる。現在はプロデューサー、ディレクター、エンジニアとして、アニソンを中心に数々の楽曲制作に関わっている。シンセサイザーを始め、数々の銘機を所有する機材マニアとしても知られている。

鑑賞でも“お仕事モード”でも愛用しているヘッドホン

「10本くらいあるヘッドホンのうち、仕事で使うのは2〜3本くらいですね。その中でもメインで使っているのがAKGのK712 PROです。自宅でミックスやマスタリングなどの作業を行う際は、ヘッドホンアンプにグレースデザインのm903を組み合わせて使っています。K712 PROは、リファレンスモニターとしての完成度が非常に高かったので、これはもう制作でもそのまま使えるな、と。エンジニアって、10時間以上とかヘッドホンをつけっぱなしで作業をすることもよくあるんですけど、AKGは非常に装着感も良いので不快に思ったことはないんですよ。あと、別の部屋ではBGM用として同じくAKGのQ701を使用していますね」

fhánaのメンバーもAKGヘッドホンを愛用中

ちなみに、現在佐藤氏が手がけているアーティスト・fhánaの最新音源も、AKGのヘッドホンと密接に関わっているそうだ。「fhánaのメンバーは非常にオーディオ機器が好きで、いろいろこだわって制作を進めているんですが、実は彼らもAKGユーザー。作曲時や自宅での最終的な音のチェックにAKGを使用しています」

佐藤氏は「ロック系のソースとの相性が特に良い」とAKGの印象を語る。この日の試聴にはfhánaの最新音源「ソナタとインターリュード」も活用した

制作時でも確かなポテンシャルを発揮しているAKGのヘッドホン。ここで、ポータブルヘッドホンの最新モデルであるY50を聴いていただいた。

Y50

「1万円ちょっとで、こんな良い音が鳴るんですね。しっかりAKGの音がしています。歌がとても良い感じに聴けますね。大事な音がしっかりと出るイメージで、装着感もすごく良かったです」

どうやらAKGのヘッドホンは、ポータブルモデルでもしっかりとそのエッセンスを継承しているようだ。ぜひ、音楽が生まれた時に近い環境で、皆さんも音楽を楽しんでいただきたい。




※このインタビューは「アニソンオーディオ vol.2」に掲載された内容を要約したものです。
全文は本誌にてお読みいただけます。
「アニソンオーディオ vol.2」の詳細はこちら

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