【集中連載】一からわかる!音楽ファンのための “ネットオーディオ” 完全ガイド 第1回:まず『音源』ありき

逆木 一

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2015年01月13日
「良い音で音楽を聴く楽しさ」と「快適な音源管理・再生」をどちらも叶えてくれるもの − それが「ネットオーディオ」だ。音源の入手方法やライブラリの管理方法、そして音源の再生方法など、ぜったい押さえておきたい基礎知識を、逆木 一(さかき はじめ)が解説。これからネットオーディオをはじめたいという方に向け、全15回にわたってお届けする。

連載目次
第1回「まず『音源』ありき」
第2回「タグについて理解しよう」
第3回「コーデックの基礎知識」
第4回「ライブラリを構築する」
第5回「音源の入手方法(1) CDのリッピング」
第6回「音源の入手方法(2) 配信サイトからのダウンロード」
第7回「PCオーディオで楽しむ(1) 基礎知識」
第8回「PCオーディオで楽しむ(2) USB DACを活用する」
第9回「PCオーディオで楽しむ(3) 色々な再生ソフト」
第10回「PCオーディオで楽しむ(4) オーディオルームとPCの親和性」
第11回「ネットワークオーディオで楽しむ(1) 基礎知識」
第12回「ネットワークオーディオで楽しむ(2) サーバー」
第13回「ネットワークオーディオで楽しむ(3) プレーヤー」
第14回「ネットワークオーディオで楽しむ(4) コントロール」
第15回「様々な再生方法」


まず『音源』ありき

昨今のオーディオシーンにおいて、『PCオーディオ』や『ネットワークオーディオ』、あるいはそれらを総称した『ネットオーディオ』という言葉をよく見かけます。興味を持たれている方も多いのではないでしょうか。特にPCオーディオの領域ではUSB DACの新製品が次から次へと登場しており、活況を呈していると言っていいでしょう。また、ネットワークオーディオの領域は製品数からすればそれほど活気があるようにも見えませんが、音楽を快適に聴けるというイメージから、一定の関心を集めているように思われます。

PCオーディオとネットワークオーディオは、対立とは言わないまでも、似て非なるものとして扱われています。確かに、高音質を追求しようと思えばそれぞれに独自の方法論があり、ユーザー層も微妙に異なります。

しかし、ここで忘れてはならないことがあります。

それが、PC上で扱う『デジタル・ファイルとしての音源』の存在です。別物として考えられがちなPCオーディオとネットワークオーディオですが、使用する音源は同じものです。そして、デジタル・ファイルとしての音源をどのように管理運用するかは、PCあるいはネットワークと叫び、両者の差異を殊更に喧伝するよりもよほど重要と言えます。

まずは、デジタル・ファイルとしての音源について理解を深めましょう。これが本連載における出発点になります。理解さえしてしまえば、PCオーディオも、ネットワークオーディオも、「音源をどのように再生するか」という方法論の違いに過ぎないということが見えてくるはずです。



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