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[特別企画]高橋敦が自宅で徹底ハンドリング

KRIPTONのハイレゾ対応アクティブスピーカー「KS-3HQM」レビュー

公開日 2014/03/03 11:00 高橋 敦
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■iPhone & Andridタブレットと組み合わせてハイレゾを再生!

加えて実は、本機のUSB入力はiPhone等やAndroid機とのデジタル接続も可能だ。公式な動作保証はないものの、スマホやタブレットがKS-3HQMにUSB経由でデジタル接続できてしまうのはとても便利。実際に再生できるか試してみた。

なお、iPhoneなどとのデジタル接続の詳細は「iPhoneからハイレゾ出力する方法を徹底ナビ」も参照してみてほしい。

まずはiPhoneとの組み合わせだ。iPhoneからの再生の大枠としては、(1)iOS 7以降であること(2)カメラアダプタ経由での接続(3)ハイレゾ再生を行うなら「Onkyo HF Player」などの再生アプリを導入、という条件を満たせばOKだ。

iPhoneとKS-3HQMの間にカメラアダプタを挟む形でUSB接続

音質はパソコンとの組み合わせに遜色ない。HF Playerの音の傾向のおかげか、音色の艶はこちらの方がさらに魅力的なほどだ。

Android機とのデジタル接続の場合は、いわゆる「OTG」用USBケーブルでの接続が条件となる。また、ハイレゾ再生には「USB Audio Recorder Pro」のようなハイレゾ再生アプリを導入することが必要になる。ただし、Android端末は機種ごとに状況が異なるので、条件を満たせば必ず動作するわけではないので注意したい。

こちらもNexus 7とKS-3HQMの間にOTG用USBを挟む形でUSB接続

テストに用いたのはGoogleのタブレット「Nexus 7」と前述の再生アプリ「USB Audio Recorder Pro」の組み合わせだ。音質面はAudirvana PlusやHF Playerに比べると少し無骨な印象だが、再生アプリの吟味等である程度は調整できるだろう。

スマートフォンやタブレットはストレージ容量が少ないので、メインの音楽管理再生システムにはしにくい。しかしシステムをよりコンパクトにできる利点はあるので、選択肢のひとつにはなる。

■デスクトップに豊かなオーディオ空間が出現する

テレビ用スピーカーとして使ったり、スマホやタブレットと組み合わせたりと応用範囲も広いKS-3HQMだが、主戦場はやはりデスクトップである。デスクトップという限られたスペースに可能な限り豊かなオーディオ空間を作りたい! そんな願望をお持ちの方は、KS-3HQMはチェックしておくべき製品と言えるだろう。


■よりコンパクトでお手頃な96kHz/24bit対応機「KS-1HQM」もラインナップ

「KS-1HQM」 49,800円(税込)

なお、クリプトンはKS-3HQMの弟機である「KS-1HQM」もラインナップしている。こちらはよりコンパクトなモデルで価格もKS-3HQMに比べるとお手頃だが、音質へのこだわりは上位機同様に妥協のないものとなっている。96kHz/24bitまでのUSBも搭載しており、アクセサリーが付属するなどのコンセプトも同様だ。もう少し小型でお手頃なモデルを、という方はこちらもチェックしてみてほしい。



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