[特別企画]高橋敦が自宅で徹底ハンドリング

KRIPTONのハイレゾ対応アクティブスピーカー「KS-3HQM」レビュー

高橋 敦

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2014年03月03日
クリプトンの192kHz/24bit対応パワードスピーカー「KS-3HQM」。ハイレゾ音源を手軽かつ高音質で聴くことができ、かつ省スペースで設置できるオーディオシステムを高橋敦が実際にとことん使い込んでみた。その音質は? 使いこなし方法は? 実際にハンドリングしながら集中レポートを行った。

KS-3HQM

■192kHz/24bit対応のUSB入力を搭載したスピーカーシステム

ヘッドホン大流行の到来から時が流れ、ヘッドホン周りは「当面これで戦える!」というシステムをそろえ終えた方もいらっしゃるだろう。またヘッドホンは苦手なのに、場所や予算の問題で大規模なスピーカーシステムの導入も実行できていない方もいるかと思う。

では紹介しよう! どちらの方にも注目してほしいアイテムがクリプトンのUSB入力搭載パワードスピーカー「KS-3HQM」だ。 直販サイト価格8万9250円&最小限スペースでスピーカー再生の魅力をゲットできるのだ。

こんなルックスとサイズ感。MacBook Airの11インチ・モデルより少し背が高い程度だ

ボタン類をフラットなタッチタイプにすることでデザインをシンプルにしている

USB入力、アンプ、スピーカーを一体化。それでいてサイズは十分にコンパクト。パソコンと組み合わせてのデスクトップへの設置を想定し、それに最適な形にまとめられたシステムだ。

USB入力は192kHz/24bit対応のいわゆる「ハイレゾ対応」。アンプ部はハイパワーなデジタルアンプだ。USB入力されたデジタルデータは、D/Dコンバーターでデジタル音声信号に変換し、アナログ信号には変換せずに、デジタル信号のままアンプに送り込んで増幅する。

D/Dコンバーターからそのままデジタルアンプへ信号を送りこむことでピュアな伝送を実現している

通常の構成では音質向上のためにDACの高精度化が必須だが、本機は「だったらDACをすっ飛ばしちゃおうぜ!」という発想だ。エンクロージャー(筐体)は頑強なアルミ製。エンクロージャーの響きを生かすのではなく、共振を抑え込んで音への影響を最小化する手法を採っている。

アルミの仕上げも上質だ

デンマークのティンファニー社製ドライバーユニットを搭載

そして、付属品も本機の大きな特長。特にスピーカーベースとインシュレーターには注目したい。スピーカーベースはスピーカー本体の下に敷く設置台であり、インシュレーターはスピーカー本体とベースの間に挟む振動処理アイテムだ。本格スピーカーの設置には普通に使われるが、デスクトップスピーカーに標準で付属しているとは!

スピーカーベース。鉄球入りのその重みで振動を受け止める

インシュレーターも付属。振動伝達に優れるハイカーボンスチール製だ

しかし実はこれらは、逆にデスクトップ設置でこそ重要なのだ。脆弱なパソコンデスクの天板にスピーカーを直で置くと、スピーカーの振動に天板が共鳴して、本来あるべきではない響きが出てしまう。本機のスピーカーベースとインシュレーターはそれを抑制するのだ。

電源アダプタのケーブルも本格派

こういったこだわりは、クリプトンというブランドがオーディオアクセサリー分野にも知見と経験を持つブランドであるからこそだろう。こうしたアクセサリーや設置環境の重要性への理解が深いのだ。

単品ハイカーボンスチール・インシュレーターの廉価版「IS-5」は4個で5250円。本機にはインシュレーターがはじめから付属するのだ

なお、KS-3HQMはクリプトンのオンラインショップからも買えるが、全国15カ所の専門店と家電量販店で試聴も可能となっているとのことなので、実際に聴いて見たいという方は足を運んでみるのもいいだろう。

ハイエンドスピーカーとハイレゾ配信を手がけるクリプトンだからできること

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