HOME > レビュー > 独自技術をさらに進化、arteの薄型オーディオボード「MMS」を試す

薄型ながらはっきりとした効果

独自技術をさらに進化、arteの薄型オーディオボード「MMS」を試す

公開日 2013/04/16 11:00 田中伊佐資
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
■25カ所のスチールボールが理想的な点接触を実現

東日本大震災によってスピーカーを倒してしまい、arteのオーディオボード「SEISIS」を敷いたらばっちりだったという人を知っている。その強力な免震機能は当然として、“ばっちり"というのは音質が向上したことも指していた。もちろんSEISISはプレーヤーやアンプにもよく効く。ただ複雑な構造のため厚みがでてしまい、ラック内に納められないことがある。ぜひ使いやすいサイズのボードをという声があり、免震機能を省いた「MMS」(関連ニュース)が発売されるに至った。

arte「MMS」¥27,090(税込)

なんの変哲もない製品写真を見ても、読者はあまりビビッとは来ないだろうが、仕組みはとても凝っている。上下2枚のボードに25か所に配したスチールボールをサンドイッチした点接点が基本構造。両手で持って揺すると確かにチロチロと音がする。ただしボールはどう動かしても飛び出すことはない。さらにこのボードの真骨頂は、個々のボールは一定のエリア内で動くが、機器を載せるとピタッと固定される点。常にゆらゆらしていない。

ボードにプレーヤーを設置したところ

上下2枚のボードに25個のスチールボールがサンドイッチされた構造を採用


厚さ12mmの超薄型のためラックに設置された機器にも対応できる。またスピーカーボードとしても最適

MMSの底部

■訴求力ある重厚な響きを再現、特に薄味な音に効果てきめん

CDトランスポートの下に敷き、素朴なアコースティック・ギター系のソースでチェックしてみた。点接点によって振動をシャットアウトする=静粛性が増すというパターンよりも、訴求力が強く押し出しがよくなる。音の線は太くなり、しかしぼやけずかっちりと立つ。特に低音弦の響きが厚くなって重心が下がった。また音のエッジが強固になって、音楽にバイタリティが宿る。システムの音が薄味だとご不満に思っているユーザーにはてきめんに効くだろう。しかし方向としてSEISISほどのシャープなピンポイント音像を描くタイプではないから、さらに下にインシュレーターを入れて調合すると面白いかも。

薄型なのでオーディオラックに使用することもできる

ラックにMMSを置き、その上にプレーヤーを設置したところ

いずれにせよ、エコ価格かつ薄手のボードとは思えないほど効能がはっきりしていて、上級機のコストダウン・モデルというよりも、また別のツールとして一本立ちできる魅力があると思った。

メーカーからのコメント

MMSオーディオボードは、点接触による制振効果でコンポーネントの音質を高めます。厚さは12mmの薄型ですので、ラック内に省スペースで設置が可能です。また、耐荷重は約100kgありますので、スピーカーボードとしても最適です。MMSによる音質効果をぜひご体感下さい。


arte「MMS」SPECIFICATIONS
●サイズ:470W×400D×12Hmm ●質量:4.9kg ●耐荷重:100kg ●カラー:ブラック

【問い合わせ先】
エスカート 
TEL/047-498-9388
(受付時間は月曜日〜金曜日9:30〜18:00)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック: