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CS/BS対応“全録”マシンの実力を検証

【レビュー】パナソニック初の“全録”レコーダー「DMR-BXT3000」を試す

公開日 2013/02/18 17:20 折原一也
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■「ミモーラ」との連動でシーンのキーワード検索も可能

「チャンネル録画」による全番組録画に対応し、「ミモーラ」と連動することで番組のシーン一覧を表示できるBXT3000だが、「シーン」検索はどうすれば行えるのだろうか。

結論から言うと、自分で指定したフリーワードで「チャンネル録画」の中からシーンを検索する機能は、本体機能としては存在しない。番組名や番組情報はキーワードで検索できるのに、「シーン」は検索できないというのは正直面食らった。

ただ、これには対処法が一つある。「ミモーラ」のWEBサイトにアクセスすると「シーン登録キーワード」を登録する機能があり、ここで登録したキーワードは自動的にひも付けされたBXT3000へと反映される。つまり、PCのブラウザなどであらかじめキーワードを登録しておけば、BXT3000でシーン検索を実行して再生することも可能なのだ。

「ミモーラ」のサイトから検索したいキーワードを入力


「シーン/見どころ検索」の画面と連動

検索では番組内のシーンが直接ヒット

もうひとつ検証して気付いたのは、「チャンネル録画」の録画番組もDLNAによるホームネットワーク共有にも対応していることだ。実際にiPhone 5にインストールした「Twonky Beam」でBXT3000にアクセスしてみると、「チャンネル録画」の番組を同一ホームネットワーク内のiPhoneで視聴することに成功した。もちろん、パナソニックのVIERAなどDLNA対応機器による視聴にも対応している。膨大な録画番組を家中から視聴できるのは魅力的だ。

「Twonky Beam」からBXT3000へのアクセスに成功

「チャンネル録画」した番組もTwonky Beamから視聴できた

録画した番組の一覧画面

パナソニックのDIGAシリーズとして初めて、「チャンネルまるごと録画」というコンセプトの元に“全録”に対応したBXT3000。評価の高いDIGAシリーズをベースにしているだけにAVC録画の画質の良さ、録画番組の検索の作り込みや視聴の操作性、ネットワーク対応の充実と、どの点を取っても完成度の高いモデルだ。BS/CSの“全録”対応というアドバンテージもあり、”全録”モデルの導入に今まで踏み切れなかったAVファンにオススメしたい一台だ。

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