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FLAC/WAVの192/24ファイル再生にも対応した

AirPlay/DLNA対応のネットワークコンポ“CEOL”上位モデル「N8シリーズ」

2012/09/01 高橋 敦
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コンパクトなネットワークオーディオシステム「CEOL(キオール)」シリーズのうち、AirPlayとDLNAネットワーク再生、デジタル接続のiPodドックなどに加えて、CD再生とAM/FM受信の機能も搭載と、新旧幅広い再生ソースに対応するモデルが「RCD-N8」だ。CDとラジオが不要な方には、よりコンパクトで安価な「DRA-N5」が用意されている。

「RCD-N8」と専用スピーカー「SC-N8」

本機が対応する数多い再生ソースの中でも特に、ネットワーク再生のスペックはほぼ満点だ。FALCとWAVの両形式で192kHz/24bitまでの再生に対応。両形式においては、曲間に余計な無音を挿入しないギャップレス再生にも対応している。再生形式についてはさらに、後日提供のアップデートでApple Lossless形式にも対応予定だ。

操作性の面のポイントはiOSとAndroidの両方で用意されているアプリ「Denon Remote App」。電源オンから始まりネットワーク再生の曲のブラウジングなどまで、本体の機能のほとんどを手元で操作できる。そのアプリの利用も含めて本機を活用するにはネットワーク接続が必要だが、本機は無線LAN機能も内蔵し、設置の自由度も確保。

試聴はAirPlayを中心に、シリーズのスピーカー「SC-N8」と組み合わせて行った。RCD-N8にはSC-N8に最適化されたフィルターが搭載されており、組み合わせた際にベストの力を発揮する。

特に秀逸に感じたのはロックのエレクトリックベース。骨太ながら弾力も兼ね備え、余裕のある力強い音色でバンドを牽引する。またバスドラムやフロアタムもかなり重く深く響き、音場全体のバランスもぐっと腰を落とした低重心。エレクトリックギターは、ロックらしい鋭さや荒さは控えめだが、肉厚で存在感がある。コードの構成音などの解像感も十分に確保している。

宇多田ヒカルのボーカルは肉厚で声の濃淡も描き分けられ、柔らかなささくれの手触りも巧く生かす。その他も女性ボーカルは全般的に好感触だ。

音質も水準をクリア。所有しているCDをそのまま楽しみつつ、ネットワークオーディオも試していきたいというオーディオファンには、ちょうどよいシステムだ。

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