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林正儀イチオシのブルーレイ3Dタイトル紹介

この夏大画面シアターで楽しみたいオススメBD作品 − 『glee』『TIME』をエプソン“ドリーミオ”で見る

公開日 2012/08/08 14:52 レポート/林 正儀
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鮮明で迫力のある映像が大人気のブルーレイ作品は、3D/2Dのタイトルを問わずホームシアターを盛り上げている。100インチ級のスクリーンで体感する映像の世界は日常を離れた別格のものだ。サラウンドとの相性もバッリチリで、リビングが映画館になったような臨場感に包まれる。さあ今夜も最新のハリウッド大作や懐かしいシネマ作品、音楽ライブにドキュメントなど好きなブルーレイ作品をもってリビングに集まろう。

明るく色鮮やかな3D映像が楽しめるエプソン“ドリーミオ”で、今夏話題のBD作品を観る

今回使用するプロジェクターはエプソンの「EH-TW6000W」だ(関連ニュース)。フラグシップ機TW8000の弟機にあたる本機のウリは、明るい3D映像にある。「Bright 3D Drive」技術を搭載し、暗くなりがちな3D映像を、専用の3Dメガネと組み合わせてノイズのない鮮明なカラー映像で楽しむことができる。また型番末尾の「W」が示すようにワイヤレス対応だから、プロジェクターと再生機器の間をスッキリとワイヤレス化できるのもメリットだ。

エプソンの3D対応液晶プロジェクター“ドリーミオ”「EH-TW6000W」

TW6000Wのワイヤレストランスミッター

今回は、この夏休みにオススメしたい最新コンテンツを集めて視聴してみた。3D作品では『glee/グリー ザ・コンサート・ムービー』、2Dでは『TIME/タイム』を揃えた。それぞれの見所をじっくりとチェックしていこう。

話題のBD作品『glee/グリー ザ・コンサート・ムービー』と『TIME/タイム』を視聴した

ドリーミオの専用3Dメガネ


サラウンドのリファレンスに使用したデノンのAVアンプ「AVR-2113」

パナソニックのBDレコーダー「DMR-BZT9000」で再生

ステージに吸い込まれるような3D映像の臨場感と感動の音楽:『glee/グリー ザ・コンサート・ムービー』

全世界で話題を集めた、アメリカの人気テレビドラマ「グリー」のメンバーが3Dで帰ってきた。まず視聴したのは、世界で公演されたライブツアーを、我が家のホームシアターで体感できる『glee/ザ・コンサート3Dムービー』だ。ライブに加え、舞台裏の模様やインタビューなどをおさめた楽しみ所満載の作品だ。

『glee/グリー ザ・コンサート・ムービー 3枚組3D・2Dブルーレイ&DVD&デジタルコピー〔初回生産限定〕』<FXXK-52544/¥5,990・税込> (C)2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

3Dメガネをかけても輝くように明るくカラフルな映像。EH-TW6000Wも快調そのもので、空間が広いから立体効果が見事。音響もロスレスクオリティのDTS-HD Master Audioで収録されており、包囲がぶ厚く迫力満点だ。これはハマる!

どのライブステージも卓越したパフォーマンスばかりだが、中でも特に3D効果が高かったシーンをチョイスしてみよう。

メンバー全員が登場する「チャプター2」では、冒頭のナンバー『Don't Stop Believin'』からノレる。レイチェルの透き通るようなボイスと、観客のうねるような反応が素晴らしく再現され、グリーと一体になれる瞬間だ。アリーナの中央にせり出しているステージは、3Dで観るとそのあまりの立体効果に手を出したくなるくらいだ。「チャプター7」では、セクシーさが魅力的なブリタニーの曲『I'm a Slave 4 U』と、飛び出すボディに興奮気味だ。突き刺してくるような視線と、ダンスのパフォーマンスも見事なもの。

歌唱力抜群のレイチェルの歌声は要チェック

艶やかな音楽とダンスだけでなく、テンポの良いストーリー展開も本作の魅力だ


セクシーなブリタニーのステージ

観客との一体感をホームシアターで味わえる
「チャプター9」からは、レイチェルが2才から歌っていたという「Don't Rain on My Parade」から、アレサ・フランクリンの名曲『Ain't No Way』を歌いきる、メルセデスの抜群の歌唱力に耳を奪われる。続いて登場してきたブレイン&ウォーブラーズは、赤いラインのスーツがきまったカッコいいグリークラブだ。画質のよさを実感させる素材感と、遠近の深い3D映像に拍手してしまう。イケメンのカートが歌うビートルズのナンバー『I Want to Hold Your Hand』も筆者イチオシのワンシーン。カートが観客に握手してまわるシーンは必見だ。

本作の中でも一際素晴らしいシーンはエンディグだろう。会場全体が一体となる怒濤のような3D&サラウンド効果で、花火や照明がラストシーンを華やかに盛り上げる。色とりどりの花吹雪が目の前まで舞い降りて、最高潮の盛り上がりを体感した。

ブレイン&ウォーブラーズのパフォーマンス

華やかなラストステージの映像はぜひ3Dで楽しみたい

本作品では3D映像の立体効果を意図的に強めているように感じるが、それぞれ3Dであることのわざとらしさがないので、自然にステージと一体になれる。通しで作品を鑑賞しても目が疲れず、映像に没入できたことを報告しておきたい。

『glee/グリー ザ・コンサート・ムービー』を音元出版視聴室にて鑑賞する筆者

3D映像と華やかな音楽により、ステージの世界にグイグイと引き込まれる

次ページ精細感と色彩感豊かな映像が緊張感あふれる物語を演出する:『TIME/タイム』

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