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一条真人の体当たり実験室

DLNA 1.5対応のBRAVIAでWindows7のメディア機能を試す

公開日 2009/05/27 20:00 一条真人
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Windows 7のRC版が登場した。基本的な機能についてはPhile-webのレポートで紹介されているので、そちらを参照いただきたい。

Windows 7はマルチメディア機能が進化したことも大きな特徴だ。新たに3GPP、AACやAVCHD、MPEG-4、HDVを標準でサポート。また、ExplorerレベルでDLNA 1.5に対応している点も特筆できる。さらにデジタルテレビについても地上/BS/110度CS放送を標準サポートしている。

今回はWindows 7のマルチメディア機能を実際に試用し、その使い勝手をレポートしたい。DLNA1.5対応ということで、DLNA1.5対応機器と組み合わせて使ってみたが、事前の予想とは異なる、やや意外な結果となった。

■AV機能の核となるWindows Media Player

Windows7のマルチメディア機能のなかでまず注目したいのは、Windows Media Player周りの機能の進化だ。従来、音楽メディアにしか対応していなかったWMPだが、バージョン12への進化とともにビデオ、画像、録画一覧にも対応するようになった。このなかの「録画一覧」はWindows Media Center機能でのテレビ番組録画を指しているようだ。通常のビデオファイルはビデオに分類される。

Windows Media Player 12

この表示メディアの切り替えは左のツールリストで目的のメディアをクリックすることで行われる。その下には「ユーザー名(コンピュータ名)」が表示されており、ホームグループとして登録されているPCが起動している場合、ここに表示される。WMPを起動していなくても、PCを起動していなくても表示される。

ちなみに、これはWMP12にしか対応しないわけではなく、Windows XP上でWMP11が動いている場合でも、このリストに表示される。目的のユーザー名をクリックするとメディア種類が表示され、さらにそこにあるメディアが表示され、ダブルクリックで再生することができる。

他のPC内のメディアファイルをシームレスに再生できるこの機能は、DLNA機能を使用していると推定される。ちなみにWMPでは、CDリッピング時に著作権保護を設定した音楽ファイルでも問題なく再生することができる。

なお、ホームグループネットワークに参加するにはパスワードが必要となり、ホームグループ内のデータはパスワードで保護されることになる。

ホームグループへの参加にはパスワードが必要。なお、写真ではパスワード部分にモザイクを入れている

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