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スタイリッシュなUSBメモリが登場!

折原一也氏がガイドするTDK Life on Record“TRANS-IT EDGE”徹底活用術 − 動画・音楽再生にも大活躍

公開日 2009/03/04 12:00 折原一也
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■その活用シーンはオーディオ・ビジュアルにまで広がっている

USBメモリはそのポータビリティの高さからも「持ち運びに有利」という記録メディアとしての大きなメリットがあることがわかる。記憶容量も“EDGE”の場合は最大16GBもサポートしているので、様々な映像データの持ち運びまで視野に入ってくる。優れたデザイン性を備えた“EDGE”であるが、USBメモリの一般的な用途が広まってきたことからも、現在はAV機器にまで利用シーンが広がっていることに注目したい。

AVファンにもお馴染みになったゲーム機のPLAYSTATION3は、USB端子を搭載しており、USBメモリ内の様々なデータの読み込みにも対応している。また、一方でオーディオ機器に着目すると、各社のHiFiコンポ製品もUSBメモリに収録した音楽ファイルをじかに再生できる製品が増えてきた。これらの製品にはリビングやデスクトップに、スタイリッシュに置いて楽しみたいオールインワン・コンポも多いので、デザイン性が高いモデルも多くある。これらに組み合わせて活用するUSBメモリにも、必然的にデザイン性が求められてくるだろう。そこで今回は、TDK Life on Recordブランドの“EDGE”をオーディオ・ビジュアルのライフスタイルで活用する方法についても検証してみた。

まず、最初に繋げた製品はケンウッドのパーソナルオーディオシステム「CR-iP500」だ。ユニークなデザインの本体に、iPodドッグやCDプレーヤーも搭載したオールインワン・システムだが、本体側面にはUSB端子も備え、本体に接続したUSBメモリ内のMP3やWMAファイルを再生して楽しめるほか、CDの音源をUSBメモリへ録音することもできる。


ケンウッド「CR-iP500」はUSBメモリからの直接再生に対応している

本体サイドのUSBスロットに“EDGE”を装着。本体のデザインがユニークなだけに、USBメモリもスタイリッシュな“EDGE”の魅力が際だつ
再生テストでは、PCにiTunesなどから取り込んだMP3形式の音楽ファイルを“EDGE”へフォルダごとコピーして再生を試みた。CR-iP500の側で入力をUSB端子に切り替えれば、手軽に再生成功。きちんと再生順を保持して、再生も行われる。音楽CDの取り込みも、MP3のビットレートで最大256kbpsまで選択でき、FM放送の録音も楽しめる。本体に大容量の“EDGE”を常時接続しておけば、本体に記録媒体を搭載したオーディオシステムのように活用して楽しめるだろう。

■PLAYSTATION3とつないで“EDGE”を使いこなす

次に繋いだ機器はゲーム機のPLAYSTATION3(以下 PS3)だ。PS3にはデジタル音楽の取り込み機能が搭載されている。PS3は元々本体にHDDを内蔵しており、USBメモリがなくても音源の取り込みは可能なのだが、USBメモリの場合、PCの音楽ライブラリを“EDGE”にコピーして、そのままPS3のライブラリに追加でき、PS3のミュージックライブラリを手軽に充実させることができる。


PS3の音楽・動画機能もUSBメモリを架け橋に活用できる機能の一つ

PS3は本体前面にUSB端子を4つ備える
またPS3で取り込んだ音楽を“EDGE”に書き出すこともできるので、PS3をあたかもPCレスのミュージックセンターとして活用でき、そのままCR-iP500に“EDGE”をつないで再生することもできた。ちなみに、PS3内の音楽は標準で“MUSIC”フォルダ以下のみが表示されるので、PS3での活用を考える際には、PCから音楽ファイルをコピーする際に、ファイル名を“MUSIC”とネーミングしておくと便利だろう。また、PS3の動画再生機能も発売時から劇的に進化しており、MPEG-4/AVI/WMVのファイルも再生できる。PCに動画ファイルを貯め込んでいるユーザーは、“EDGE”を活用することで動画をPS3で再生し、大画面で楽しむ方法もぜひチェックしてみてほしい。

音楽ファイルは直接再生、コピー、取り込みまで自由自在

PCからUSBメモリに動画ファイルをコピーして再生することもできる

レビュー:折原一也
埼玉県出身。コンピューター系出版社編集職を経た後、フリーライターとして雑誌・ムック等に寄稿し、現在はデジタル家電をはじめとするAVに活動フィールドを移す。PCテクノロジーをベースとしたデジタル機器に精通し、AV/PCを問わず実用性を追求しながら両者を使い分ける実践派。

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