アップル、厚み約5.6mmの「iPhone Air」発表。シリーズ史上最薄でも“Pro”並みのパワー
アップルは、日本時間9月10日 午前2時から開催したオンラインイベントにて、薄型iPhone「iPhone Air」を発表した。9月19日発売で、9月12日より予約受付を開始。国内価格は256GBモデルが159,800円、512GBモデルが194,800円、1TBモデルが229,800円(すべて税込)。
カラーバリエーションはスペースブラック/クラウドホワイト/ライトゴールド/スカイブルーの4色展開となる。
厚み5.64mm/重さ165gのiPhone史上最薄のボディながら、“Pro” モデル並みのパワーの実現を掲げたスリムモデル。画面は6.5型有機ELのSuper Retina XDRディスプレイを備え、解像度は2,736×1,260、標準コントラスト比は2,000,000:1、標準の最大輝度は1,000nit、ピーク輝度は1,600nit(HDR)/3,000nit(屋外)。最大120Hzまでリフレッシュレートを動的に調整するProMotionテクノロジーに対応する。
薄型であっても充分以上の耐久性を備えることをアピールしており、iPhone通常モデルでは前面のみのCeramic Shieldコーティングを背面パネルにも装備。前面についても耐擦傷性能を3倍に高めたCeramic Shield 2を採用する。フレームには再生チタニウムを80%使用。またIP68等級の防塵防水性を備え、水深6mで最大30分間耐えられるとしている。
SoCにはA19 Proを搭載。シングルスレッド性能を追求した6コアCPUでスマートフォン最速処理性能をアピール。5コアGPUも第2世代ダイナミックキャッシングアーキテクチャにより強化しており、各コアがAIアクセラレータを内蔵することでAI処理性能も大幅に強化したとする。16コアのNeural Engineも備え、Apple Intelligenceをサポートする。
背面カメラは4800万画素の「Fusionカメラ」1基を搭載。最大2倍の光学ズームに対応し、機械学習の活用によって細部の質感や色彩を詳細に記録できるとする。前面には被写体を常に中心にとらえる1800万画素センターフレームカメラを搭載する。
iPhoneとしてははじめて独自開発のワイヤレスチップ「N1」を搭載し、Wi-Fi 7/Bluetooth 6/Threadをサポート。自社製モデム「C1X」も採用する。SIMはeSIMのみ対応で、同時に2つのeSIMをアクティブにできる。インターフェースはUSB-C(USB2.0)を装備。MagSafeならびにQi2ワイヤレス充電をカバーする。20W USB充電器または30W MagSafe充電器を用いることで、30分で約50%の高速充電が可能となっている。
バッテリー持ちは、動画再生換算で最長27時間。eSIMのみ対応する設計とすることで内部容積およびバッテリーを最適化しており、iOS 26の適応型バッテリー管理機能と相まって、薄型ながら1日中使用できるとしている。加えて本機のために設計したMagSafe対応バッテリーをラインナップし、背面に取り付ければ最長40時間の動画再生が可能だとする。
ほか、本機の薄型設計に合わせたポリカーボネート製のバンパーケース、ストラップなどのアクセサリーを展開する。



