3基のカメラをリレー

OPPO、スマホの薄さと超望遠カメラを両立する新技術「ロスレス10倍ズーム」

編集部:小野佳希
2019年01月21日
OPPOは、スマートフォンに搭載した3基のカメラをリレーすることで、スマホ本体の厚みを抑えたままで画質劣化なく10倍ズームを実現するという独自技術「ロスレス10倍ズーム」を発表した。

3基のカメラをリレー

海外開催した「2019 Future Technology Communication Conference」で明らかにしたもの。すでに量産体制が整っており、2月にスペイン・バルセロナで開催される「MWC 2019」にて実際に技術展示を行う予定だという。

この新技術を実現するため、「超ワイドアングル + 超クリアマスター + テレフォト」で構成されるトリプルカメラソリューションを開発。3台のカメラが連動して動作してリレー方式で画像を処理することで10倍ズームを実現する。

構造イメージ

焦点距離15.9mm(35mm換算)の超ワイドアングルカメラ、メインカメラ、159mmのテレフォトカメラ、そして独自の「飛び出し構造」を組み合わせて、高倍率ズームをサポートすることで、高品質の長距離撮影を可能にしたという。

なお、メインカメラとテレフォトカメラには光学式手ぶれ補正機構を装備。これにより、すべてのズーム範囲で画質を保てるよう配慮したとしている。

また、本技術実現のために独自の「ペリスコープ(潜望鏡)構造」も採用。レンズセットの横方向の配置と屈折を利用して、スマホ筐体の幅と厚みを最大限に活用することで省スペース化を図り、スマホ本体の薄型化と10倍ズームとを両立させるという。

カメラモジュールの耐久性にも配慮。特にプリズム部分については2ラウンドの落下テストを行っており、前後面で各10,000回、残りの4面で各2,000回、合計28,000回の落下テストに合格しているという。

そのほか、カンファレンスでは「ワイドゾーン光学指紋認証技術」も発表。この技術は、現在主流となっている光学指紋認証技術と比較し、最大15倍効率的に領域を認識するという。

「ユーザーは、エリア全体のどの領域でも指紋認証を使い、ロックの解除やモバイル決済を行うことができる」とし、「画面内の光学指紋センサーは、柔軟性があり、自由で使いやすく、自然かつ最適なインタラクティブ体験をユーザーに提供する」とアピールしている。

ワイドゾーン光学指紋認証には、指2本同時の入力と認証をはじめとする様々な機能を搭載し、単一指紋認証の50,000倍のセキュリティレベルを実現すると同社はアピール。さらに「光暗号化」機能も搭載し、ロックを解除する前にユーザーが暗号化アプリケーションを起動しなければならない従来型の2段階オペレーションと比較し、「光暗号エリア」内のすべてのアプリケーションの起動、認証、ロック解除を1回のクリック操作で完了できる。OPPOでは、光学ドメインスクリーン指紋テクノロジーが搭載された製品を2019年中に投入予定だとしている。

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