米アカデミー賞がYouTubeで独占配信、2029年から。多言語音声トラックにも対応
米・映画芸術科学アカデミーは、アカデミー賞の全世界独占配信権をYouTubeと締結したと現地時間12月27日に発表した。配信期間は2029年の第101回アカデミー賞授賞式から2033年まで。
今回の提携は、アカデミーの年間プログラムを含む包括的なパートナーシップ。レッドカーペットや舞台裏、ガバナーズ・ボールなどのアカデミー賞授賞式のライブ配信がYouTubeを経由して全世界に配信され、クローズドキャプションや多言語音声トラックなど、グローバル視聴に向けたアクセシビリティ機能にも対応する。
加えて、ガバナーズ賞、アカデミー賞ノミネート発表、アカデミー賞ノミネート者昼食会などの関連コンテンツも、アカデミー賞YouTubeチャンネルで楽しめるとしている。
Google Arts & Cultureとの連携も含まれ、アカデミー博物館の特定の展示・プログラムのデジタルアクセスを提供。さらに、世界最大規模となるアカデミーの映画関連コレクション(5200万点超)の一部デジタル化支援をし、世界からアクセス可能にするという。
なお、アカデミーの米内放送パートナーは第100回となる2028年まではDisney ABCが継続。国際パートナーも同様に、DisneyのBuena Vista Internationalが継続する。独占的グローバル配信権のYouTubeへの移行は、2029年の第101回から2033年までが対象となる。



