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米国時間10/29より順次開始

YouTube、テレビ画面向けに5つの新機能。4KサムネイルやAIによるアップスケールなど

公開日 2025/10/30 13:18 編集部:原田郁未
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Googleは、YouTubeのテレビ画面での視聴体験を向上させるため、5つの新機能を発表した。

新たに導入されるのは、「サムネイルの容量制限拡大」「AIを活用した動画の高解像度化」「プレビューでのチャンネル確認」「コンテキスト検索」「ショッピング動画内での商品表示機能」の5項目で、米国時間10月29日より順次適用が開始される。

日本版YouTube公式ブログより。UIの一新をアピール

まず、サムネイルの容量制限が従来の2MBから50MBへと大幅に拡大され、4K解像度のサムネイルを生成・表示できるようになる。また、一部のクリエイターを対象に、大容量VOD(ビデオ・オン・デマンド)のアップロードテストも実施中だ。

「AIを活用した動画の高解像度化」では、1080p未満の解像度でアップロードされた動画を対象に、SDからHDへのアップスケール処理を開始。今後は4Kまでの解像度に対応することを目指す。なお、元のファイルや解像度は保持されるため、視聴者は設定から従来の解像度を選択して視聴することも可能だ。

さらに、テレビならではの没入感を再現するため、プレビュー画面のデザインも刷新。動画単体ではなく、チャンネル全体を視覚的に紹介する構成となり、視聴者が多様なコンテンツを発見しやすくなっているという。

また、クリエイターが自身の動画をテーマ別・シリーズ別にまとめ、テレビでまとめて視聴できる「コレクション形式」の新デザインも展開される。

テレビ上での「コンテキスト検索」機能も実装された。これにより、特定のチャンネルページ内で検索を行うと、YouTube全体ではなく、そのチャンネル内の関連動画が優先的に表示されるようになる。

そのほか、ショッピング動画に関しては、これまで実装されていたQRコードを利用した商品ページ表示機能を拡張。動画内の特定のタイミングで商品情報を直接表示する機能のテストを開始した。これにより、「最も関連性の高いタイミングで視聴者の関心を引き、インスピレーションをスムーズに購買行動へとつなげる」ことを目指しているという。

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