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価格は10万円を予定

Ankerの3Dプリンター、'22冬に日本発売決定。約5倍の速度と0.1mmの精度実現

公開日 2022/04/13 15:00 編集部:平山洸太
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Ankerは、サブブランド “AnkerMake” より、同社初の3Dプリンター「AnkerMake M5」を2022年冬に発売する。予定販売価格は99,990円(税込)。本日都内でメディア向けイベント「Anker Power Conference -‘22 Spring」が行われ、この中で発表された格好だ。

「AnkerMake M5」

通常の約5倍の印刷速度を実現したという3Dプリンター。米国のKickstarterでクラウドファンディングが先週開始され、すでに6億以上の出資を集めている製品の日本発売が決定した格好となる。

AnkerMake M5は、「驚異的な作業速度」と「高い印刷精度」の両立を目指したとのことで、独自のノズル機構とアルゴリズムを用いた「PowerBoost」により、上述の通り約5倍の印刷速度を実現。具体的には、速度の要となるヘッドと天板の速度を、一般的な3Dプリンターの50mm/sから250mm/sに高めている。これにより、他社品では7時間かかる製品でも2時間で印刷できるという。

出力された制作物のサンプル

また、業界初となるAI搭載カメラを装備。目詰まりなどが発生した際も自動で作業を中断するため、材料と時間を無駄にするといったことも防げる。さらに専用アプリから常時モニタリングすることも可能で、ライムラプスで印刷する様子をシェアすることもできる。

AI搭載カメラを装備

印刷の精度は0.1mm単位となり、印刷方式にはFDM(熱溶解積層方式)を採用。素材ではPLA/TPU/ABS/PETGに対応する。ほか、オートレベリング機能に対応し、データはSDカードに加えてPCやスマホのアプリ、USBメモリからも取り込み可能。15分で組み立て可能な設計も採用する。外形寸法は約502×438×470mmで、質量は約12.4kg。

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