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土門拳、木村伊兵衛、田沼武能、荒木経惟などの作品が出展

戦後65年間の日本女性の歩みを写真でたどる『「おんな」立ち止まらない女性たち』展開催

公開日 2010/08/16 17:04 川村容一
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創立60周年を迎えた(社)日本写真家協会は、8月14日より恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館にて、戦後65年間の日本女性の歩みを211点の写真でたどる写真展『「おんな」立ち止まらない女性たち』を開催している。

1945年長崎市での原爆投下翌日の親子から、2010年山崎宇宙飛行士の宇宙ステーションでの姿まで、さまざまな日本女性の姿を見ることができる。

作品は65年間を4章に分け、それぞれの時代の貴重な記録や芸術性の高いものを田沼武能会長をはじめ実行委員らが写真家の目で14万点あまりから編纂した。写真で見る戦後日本女性史という内容にもなっていて、すでに多くの来場者が会場で長い時間楽しんでいる。女性や外国人の来場者が多いのも特筆すべき点。自分の若いころを思い出す人が多いが、初めて見るような日本の一面を発見し、驚く若い人も多い。これだけの多様な写真を見る機会は少ないので、見逃したくない写真展だ。

東京都写真美術館の入り口付近にある大型ポスター

展示会場入り口では木村伊兵衛「農村の娘」が迎えてくれる


展示会場内は雰囲気ある照明で作品に集中できる

週末には展示写真家の写真集即売とサイン会も行われる
東京展は29日(日)まで。東京都写真美術館地下1階展示室にて開催中。10:00〜18:00、木金曜日は20:00まで延長。月曜日は休館。一般入場料700円。

22日には作家・佐野眞一氏による「写真の読み方と記録性」についての講演会も開催予定。写真展と同名の写真集も発売中だ(朝日新聞出版より2940円)。

同名の写真集も発売中

9月14日からは京都市美術館別館、11月13日から日本新聞博物館(横浜市)での巡回展示も予定されている。

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