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イーロン・マスク、Windows 11のセットアップに苦戦。マイクロソフトCEOに改善要望

Gadget Gate
公開日 2024/02/28 14:49 Munenori Taniguchi
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大富豪のイーロン・マスク氏は先週末、新品のWindows 11搭載PCのセットアップを自ら行っていたようだ。そしてその途中でMicrosoftアカウントを要求されたことに腹を立てていた。

マスク氏はMicrosoftアカウントを有しておらず、また「彼らのAIに私のコンピューターへのアクセスを与え」たくないため、この要求に従いたくないとのことだった。

マスク氏がX(旧Twitter)にその旨を投稿したところ、Xのクラウドソースによるファクトチェック機能であるコミュニティノートを通じて「Windows 10では可能だった」とマスク氏が述べるMicrosoftアカウント入力の回避がWindows 11のセットアップでも可能であることを指摘した。ところがマスク氏は「コミュニティノートは誤っている。その選択肢はもう存在しない」と述べた。

マスク氏のフォロワーは、このマスク氏の投稿に再びコミュニティノートで「そのとおり。Windows 10で使えた単純な方法ではなく、一般人では気づいていないトリッキーな解決策が必要だ」と答え、Windows 11での解決策へのリンクも示した。

結局、しばらくの間のフォロワーたちとのやりとりを経て、マスク氏はWi-Fiをオフにしてセットアップを進めたときにのみ、MicrosoftアカウントではなくローカルアカウントでWindows 11のセットアップが続けられることを確認し、望みを成就させた。

ただ、このような状況にたいそう不満を覚えたのか、マスク氏は翌日になってマイクロソフトのサティア・ナデラCEOにXでメッセージを送った。

その内容は「サティア、私はあなたの邪魔をするつもりはありませんが、新しいWindows PCのセットアップ中のMicrosoftアカウントの作成を省略できるようにしてください。コンピューターがWi-Fiに接続されていると、このオプションは表示されません。また、サインアップしたい場合でも、仕事用のメール アドレスを使用することはできません。私は仕事用のメール アドレスしか持っていません。新しいアカウントを作らずともWindows PCをセットアップできるようにして欲しいです」というものだった。

もし、マスク氏がWindows 11のセットアップに何日も費やすようなことになっていたら、もしかするとコミュニティノート機能は役立たずのレッテルを貼られ、今頃は機能そのものを削除されていたかもしれない。ただ、実際にコミュニティノートでのアドバイスが正しかったためか、マスク氏は今もこのユーザー同士による情報の補足機能を無効にはしていない。

ちなみに、マスク氏からWindows 11のMicrosoftアカウントなしでのセットアップについて技術サポート要望を受け取ったはずのナデラ氏は、記事執筆時点ではマスク氏に返答していない。

Source: Elon Musk(X)
via: Gizmodo

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