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ガジェット「候補者になりすましたチャットボット」は禁止

OpenAI、民主党大統領候補を模倣するカスタムChatGPT作者のアカウントを停止

Gadget Gate
公開日 2024/01/23 16:49 Munenori Taniguchi
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OpenAIは、米民主党大統領候補のディーン・フィリップス下院議員を模倣したカスタムChatGPTサイト「Dean.Bot」を公開した開発者のアカウントを停止処分にした。

これは、フィリップス議員を支援する政治資金管理団体「We Deserve Better」の依頼によって、AIスタートアップのDelphiが作成したChatGPTボットだ。Dean.Botは、フィリップスになりすまして誰かを騙そうという意図のものではなく、このチャットボットにアクセスするユーザーには、このチャットボットがどういうものかを説明する免責事項が表示されるようになっていた。

とは言っても、OpenAIは2024年の米国の選挙にどのように対応するかを記したブログ記事で、特に禁止されているChatGPTの使用例のひとつに「候補者になりすますチャットボット」を挙げており「人々が政治運動やロビー活動を目的としたアプリケーションを構築すること」は許可しないとされている。Dean.Botは、潜在的な支持者に対してフィリップス候補のメッセージを伝え、広めることを目的としているため、この点においても禁止事項に触れていたと言えるだろう。

記事執筆時点では、Dean.Botのサイトにアクセスするとまだ使えそうに見えるものの、プロンプトの入力欄には「技術的な問題」のため、チャットボットが使用できない旨が記され、試すことができなくなっている。

Source: Washington Post
via: Reuters, Engadget

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