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ド派手な曲芸運転もEVの時代。アウディのカスタム車でキメた華麗なドーナツターン

Gadget Gate
2022/10/26 Munenori Taniguchi
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スタントドライバーのケン・ブロックは昨年暮れ、次回の曲芸走行動画で使用するマシンは電気自動車になると宣言していた。ブロックのYouTubeチャンネルに新たに公開された動画では、約束どおりブロックがアウディのカスタムEVマシン「S1 hoonitron」を駆り、ラスベガスの名所をドリフト満載で駆け巡っている。

「S1 hoonitron」は、かつて世界ラリー選手権を席巻したアウディ「Sport Quattro S1」にインスパイアされたデザインを纏い、800Vのデュアルモーター、カーボンファイバーシェル、FIAグレードの安全性を確保したマシンに仕上がっている。

細かい仕様についてアウディは明らかにしていないものの、公開された動画を見れば、ラスベガスの至る所でドーナツターンを決め、ドリフトでコーナーを駆け抜けるには十分すぎるトルクやパワーをこのマシンが備えていることは明らかだ。動画にはホテルのロビー、さらには駐車場らしきところに特設されたボクシングリングでも暴れ回るスリリングなシーンが収められている。

「S1 hoonitron」は、EVならではの低重心化によってハンドリングはむしろエンジン車よりも向上している様子。さらにエンジンのエキゾーストノートがなく、聞こえてくるのはトランスミッションからの金属的な音と、スモークをあげるタイヤのスキール音だけなのも、それがEVであることを印象づけている。

この動画はアウディのモータースポーツの歴史を伝えるPRにもなっており、動画の後半にはラリーカーだけでなくかつてのTRANS-AMシリーズやIMSAシリーズ用のマシン、ル・マンで勝利したハイブリッドマシンなども登場する。そして今回のEVマシンは、世の中に電気自動車が普及しつつあることを示す、ある意味で象徴になっっているのかもしれない。

EVが市場に現れ始めた当初は、環境意識の高い富裕層ドライバーをターゲットとする車種が多かったが、最近はモーターならではの瞬時に立ち上がるトルクや、それを利用したスーパーカーを凌ぐ加速力に魅力を感じる人も多い。ケン・ブロックがEVでジムカーナを演じるこの「エレクトリカーナ」動画は、自動車の性能にこだわるエンスージアストたちにもアピールしているはずだ。

Source: Hoonigan
via: Jalopnik

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