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全長も約10mm短く

ソニー、20%軽量化した大口径広角ズーム“G MASTER”「FE 16-35mm F2.8 GM II」

公開日 2023/08/30 08:01 編集部:平山洸太
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ソニーは、フルサイズ対応のEマウント用交換レンズ「FE 16-35mm F2.8 GM II」を9月22日に発売する。受注開始は9月6日10時から。価格はオープンだが、税込35万円前後の実売が予想される。

「FE 16-35mm F2.8 GM II」

オートフォーカス対応のフルサイズ用16-35mm F2.8広角ズームレンズにおいて、世界最小最軽量を実現したモデル。同社「G MASTER」シリーズの第2世代として、前モデル「FE 16-35mm F2.8 GM」から6年ぶりにリニューアルを行った。

従来モデルのユーザーから「より軽量」「より小型」を求める声が多かったことから、前モデル比でマイナス20%の軽量化を実施。約680gから約547gに軽くなっている。また外形寸法はΦ87.8×111.5mmで、全長も前モデルから10.1mmほど短くなった。付属フードもコンパクトなものとなっている。なおフィルター径は82mmを維持する。

左が従来のもので、右が新モデル

レンズ構成は12群15枚で、最新のXAレンズを採用する。これにより画面周辺部の解像度を高めているほか、1枚のスーパーEDガラスと2枚のEDガラスによって色収差を抑制。また独自のナノARコーティング IIを施すことで、ゴーストやフレアを低減した、コントラストが高く、抜け感の良いクリアな描写を目指したという。

最短撮影距離はズーム全域で0.22mとなり、最大撮影倍率は0.32倍。フローティングフォーカス機構により、最短撮影距離でも高い解像度を実現したとしている。なお、前モデルの最短撮影距離はズーム全域で0.28m、最大撮影倍率は0.19倍となっていた。

「α7C R」に取り付けた様子

動画を意識した設計となっており、フォーカス時のブリージングや、ズーム操作に伴う軸ずれ、フォーカスシフトを抑制。αのブリージング補正や、手ぶれ補正のアクティブモード/ダイナミックアクティブモードもサポートする。またズームで全長は変化するももの、ジンバルでの使用を想定し、重心はほとんど変化しない設計となっている。

アクチュエーターにはXDリニアモーターを4基搭載し、AF速度は約2倍に向上。操作面では、絞りリングのクリック感を切り替えるスイッチ、アイリスロックスイッチ、フォーカスフォールドボタンなどを備える。

そのほか、レンズ最前面にはフッ素コーティングを実施。防塵・防滴に配慮した設計となっており、各所にシーリング構造やシリコンゴムパッキングなどを施している。

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