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新望遠ズームレンズも同時発表

キヤノン、小型軽量設計のAPS-Cミラーレス「EOS R50」。上位モデル譲りのAF搭載

公開日 2023/02/08 16:51 編集部:平山洸太
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キヤノンは、APS-Cサイズミラーレスカメラ「EOS R50」を3月下旬に発売する。ラインナップは以下の通り。ボディカラーはブラックとホワイトをラインナップする。

「EOS R50」(ブラック)

「EOS R50」(ホワイト)

・「EOS R50 ボディ」¥OPEN/同社オンラインショップ予定価格:111,100円(税込)
・「EOS R50 レンズキット」¥OPEN/同社オンラインショップ予定価格:126,500円(税込)
・「EOS R50 ダブルズームキット」¥OPEN/同社オンラインショップ予定価格:156,200円(税込)

EOR Rシリーズ最小・最軽量となる、小型軽量ボディーを採用するミラーレスカメラ。これまで同社「Kiss」シリーズのコンセプトである「かんたん・きれい・コンパクト」をEOS Rシステムで実現した、エントリーユーザー向けのモデルだとしている。なお、本モデルはKissシリーズではないため、エントリーながらも「EOS Kiss M2」の後継機にはあたらないとのこと。

左がR50、右がEOS Kiss M2

映像エンジンには「DIGIC X」、イメージセンサーには有効画素数最大約2,420万画素のCMOSセンサーを搭載。デュアルピクセルCMOS AF IIに対応し、最大651分割の測距エリアを備える。またAFエリアは被写体非検出時で横最大約90%×縦最大約100%、被写体検出時には画面全域のトラッキングが行える。常用感度は最大ISO32000。

24.2MPのCMOSセンサーを搭載

AFでは、ディープラーニング技術を活用したアルゴリズム「EOS iTR AF X」により、人物の瞳・顔・頭部・胴体、動物(犬・猫・鳥)の瞳・顔・全身、乗り物(車・バイク)の検出に対応。被写体の検出対象をメニューで切り替えることなく、カメラが自動で被写体を選択する「自動」設定にも対応する。また、流し撮り撮影をサポートする「被写体ブレガイド」機能を搭載。連写速度は最高約15コマ/秒(AF/AE追従・電子シャッター時)となる。

撮影モードとして、カメラ初心者に向けた全自動モード「シーンインテリジェントオート」に「アドバンス A+」を新追加。アドバンスA+では、初心者では撮影が難しい逆光や夜景などのシーンにおいても、カメラが自動でシーンを判別、複数枚の画像を連続撮影して自動合成することで、白とびや黒つぶれを軽減したダイナミックレンジの広い画像を撮影できるとする。またマクロ撮影では、手前から奥までピントが合った被写界深度が深い画像を撮影できる。

上部の様子

背面部

動画については、クロップなしの6Kオーバーサンプリングによる4K/30P撮影を実現。またクロップなしのフルHD/120Pのハイフレーム動画にも対応する。新たにピントを素早く切り替えられる「レビュー用動画」のほか、手持ち撮影時の手ブレを抑える「手ブレ補正動画」など、Vlogに向けた機能を備える。なお手ブレ補正については、レンズ内ISと動画電子ISを協調制御させることで、効果的な手ブレ補正を図っている。

背面モニターはバリアングルで、3.0型/約162万ドット。またファインダーは0.39型/約236万ドットで、最大119.88fpsのフレームレート、および光学ファインダーの見えをシミュレーションする「OVFビューアシスト」に対応する。外形寸法は約116.3×85.5×68.8mmで、質量はブラックが約375g、ホワイトが約376g。

側面端子部

なお、ダブルズームキットに付属する望遠ズームレンズ「RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM」は、R50と同じく3月下旬に発売となる新モデル。こちらも価格はオープンだが、同社オンラインショップでは60,500円(税込)の発売を予定する。

「RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM」

35mm換算で88-336mm相当の望遠をカバーし、PMo非球面レンズの採用で高画質を追求。レンズ単体で4.5段、IBIS×OISの協調制御で7.0段の手ブレ補正効果に対応する。ほか、最短撮影距離は0.73m(210mm時)の至近撮影が可能。絞りは7枚羽根の円形絞りで、外形寸法はΦ69.0×92.9mm、質量は約270gとなる。

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