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ソニーマーケティング河野社長らが会見

「歴史を変えるセンサー」で写真文化を次世代に。ソニー幹部が「α9」の魅力をアピール

2017/04/21 編集部:小野佳希
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別項の通り、ソニーは世界初の積層型35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載したミラーレスカメラ“α9“「ILCE-9」を発表。メディア向けの製品体験会を開催し、ソニーマーケティング社長の河野弘氏らが開発の狙いや製品の魅力を語った。

ソニーマーケティング 代表取締役社長 河野弘氏

α9

河野氏は「これまでの常識を打ち破るような、新次元の高速性能を実現する革新的な製品」だと今回の新製品をアピール。「デジタルイメージングの領域に新しいモメンタムを提供できる可能性を秘めたカメラだと思っている」と完成度の高さに自信を見せる。

新製品の特徴

そして、α7 II、α7R IIなどα7シリーズがプロの写真家からも高い評価を集めていると述べ、「プロのフォトグラファーの方々の期待に応え、ときには超えていくことがソニーのエンジニアのモチベーションだ」とコメント。

α9を先行体験したプロの写真家の多数が高評価だったことも紹介

「技術をベースに、プロの仕事、創作活動、表現活動を支援していく。ソニーの製品がプロの方々に活用されることで、人々のライフスタイルが豊かになっていくことがソニーの使命」だとし、「αのカテゴリーはそのミッションを体現するものだ。プロの方々の創作意欲を掻き立てて、いろいろな人に感動してもらいたい」と語った。

ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ(株)の坂本裕司氏は、熊本地震が起こった当時、まさに今回のフルサイズ積層型CMOSセンサーの開発に着手していたことを紹介。「センサーの開発を止めないこと、そしてなんとしても商品化させることが、震災からの復旧における大きなプロジェクトのひとつだった」と語る。

ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ マーケティング部門デジタルイメージング本部 部門長 坂本裕司氏

また坂本氏は「表現の無限の可能性を開放する、カメラの性能限界を突破する夢のようなセンサー」と、今回開発したCMOSセンサーを表現。「そのセンサーをカメラに搭載すること、プロの声を反映させることをずっと目指してきた。それを本日紹介できることとなった」と、喜びを語った。

坂本氏はレンズ交換式カメラの市場は全体的に縮小傾向が続くなかでも35mmフルサイズ対応モデルは堅調を維持していることも紹介

ソニーの中でも35mmフルサイズ機のビジネス規模が年々大きく鳴っている

この新開発センサーについては、ソニーマーケティングの小笠原啓克氏も「歴史を変えるブレークスルーポイントになる」ものとアピール。「このセンサーは新しい時代のデジタルイメージングのために開発した」と述べる。

ソニーマーケティング プロダクツビジネス本部 デジタルイメージングビジネス部 統括部長 小笠原啓克氏

そして「約20年前に写真がデジタルになり、写真のいろいろなことが変わったが、スピードでは今でも一眼カメラが頂点。しかし電子シャッターがメカシャッターの性能を追い越して置き換えたらどうなるか」とコメント。「ここから真のデジタル時代が始まると思っている」と言葉を続け、α9がデジタルイメージングにおける重要なポイントになり得るモデルだとアピールした。

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