<ヘッドフォン祭>TEAC「507シリーズ」をアニソンで一挙視聴/Canpur新旗艦IEM「CP104E」初披露
フジヤエービックが主催する、ポータブルオーディオ関連企業が集う展示試聴イベント「秋のヘッドフォン祭 2026」が、東京駅そばのステーションコンファレンス東京にて開催された。
本稿ではTEAC/ESOTERICブースと、宮地楽器・宮地商会ブースの模様をお届けする。
TEAC/ESOTERIC製品で“極上”「アニソン」再生

TEACからは、ネットワークトランスポート「NT-507T」やCDトランスポート「PD-507T」に加え、USB DAC/ヘッドホンアンプ「UD-507」、フルアナログ・ヘッドホンアンプ「HA-507」も展示。
担当者は「まもなく冬のボーナスが出る時期なので、使い道を悩んでいる方々にぜひ候補として聴いていただきたい」と力強くアピールしていた。
さらにブースで一際盛り上がりを見せていたのが、担当者の「アニソン」に対する並々ならぬ思い入れだ。試聴用に用意されたCDファイルには『けいおん!』の「GO! GO! MANIAC」や「Don't say "lazy"」をはじめとするアニソンの名盤がぎっしりと詰まっている。
「ハイファイオーディオというとクラシックやジャズのイメージが強いかもしれませんが、TEACのシステムで聴くアニソンは本当に素晴らしいんです。ボーカルの息遣いや楽器の細やかなニュアンスなど、アニソンを良い音で聴く喜びをもっと幅広い層に知ってほしい」と担当者は熱く語る。
また、ESOTERICの“05シリーズ”にマスタークロックジェネレーター「CG-10M-X」を追加した比較試聴も実施。
「ヘッドフォン祭は時間的な余裕があるので、クロックのあり・なしで音がどう変わるかをじっくりテストしてほしい」と、その思いを明かしてくれた。
宮地楽器RPM、Canpurの新フラグシップ「CP104E」を国内初公開
宮地楽器RPMのブースでは、Canpurの新フラグシップIEM「CP104E」が日本国内のイベントで初展示された。 本機は11月中旬から下旬の発売予定で、価格は792,000円(税込)。構成は10基のBAドライバーと4基のEST(静電)ドライバーという14基のハイブリッド構成を採用しており、6wayクロスオーバーや5系統の音導管など、音響設計から筐体構造まで徹底的に作り込んだという。
担当者は本機の設計について「今回は骨伝導などを使わず、BAと静電ドライバーのみで構成し、ソケットからコネクタに至るまで全て自社設計で開発し直しました。また、フェイスプレートにアルミを採用し、不要な共振を抑えるシステマティックなエンジニアリングを取り入れています」とそのこだわりを語る。
さらに音質については「Canpurの創業者の一人が元プロドラマーということもあり、同社の製品は低音の再生や音楽的な響きに非常に重きを置いています。イヤホンでありながら、広い音場と豊かな低域の表現力は来場されたお客様からも高く評価されています」と自信を覗かせていた。
なお、CP104Eはブルーとブラックの2色展開となっており、手元で質感を確認した来場者からは「実物の仕上がりが非常に美しい」と外観の完成度も好評を得ていた。
宮地商会 M.I.D.C-audio、「KidJamz Air」を初公開
宮地商会 M.I.D.C-audioのブースでは、MEE audioの新製品群やDekoni Audioのイヤーパッドを用いた展示が行われていた。
MEE audioからは、不要な機能を排除し音質を追求した「COREシリーズ」に加え、オープンイヤー型の子供向けワイヤレスイヤホン「KidJamz Air」が初公開された。
担当者は「お子様の耳の健康を守る設計はもちろんですが、パンダなどの動物をあしらったポップでかわいいデザインに仕上げており、親しみやすさも重視してアピールしています」と語り、オーディオイベントの中では異色な存在感を放っていた。
また、Dekoni Audioのコーナーでは、4チャンネルのアンプを使用し、全く同じヘッドホン・同じ音源で純正イヤーパッドとDekoni製パッドを瞬時に聴き比べできる比較デモを実施。「パッドを変えることで音質をより上げたいという方に、その違いを直接体験してほしい」と、イヤーパッド交換によるチューニングの面白さを実践的に提案していた。

