<ポタフェス>FIIOの最新DAP「M25 R2R」「M25」、iFi「iDSD GR 2」など初公開モデル多数
ヘッドホンやイヤホンなどポータブルオーディオ関連ブランドが集うイベント「ポタフェス2026夏 秋葉原」が、本日7月11日(土)から明日12日(日)まで開催。本稿では、エミライブースの注目展示を紹介する。
エミライブースでは、同社が取り扱うFIIOやiFi audio、自社ブランドemなどの最新製品を一堂に展示。国内初公開モデルや発売前の参考出品、発売されたばかりの新製品まで幅広く取り揃え、多くのポータブルオーディオファンの注目を集めていた。
FIIOは新DAPや初となるゲーミングヘッドホンを展示
FIIOでは、本邦初公開となる最新DAP「M25 R2R」「M25」を参考展示。フラグシップ「M27」の設計思想を継承しつつ、Qualcomm「QCS6490」や8GBメモリー、128GBストレージを採用し、31バンドPEQやAUTO EQ、デスクトップモードにも対応する。DAC構成の異なる2モデルを用意し、「M25 R2R」は第2世代R2R PRO DAC、「M25」はAKM製フラグシップセパレートDACを搭載。2026年夏頃の発売を予定している。
このほか、往年のMP3プレーヤーを思わせるデザインのエントリーDAP「Snowsky ECHO NANO」も参考展示。CS43131 DACを搭載し、PCM 384kHz/32bitやDSD128の再生、USB-DAC機能、microSDカードによるストレージ拡張に対応するほか、多彩なサウンド調整機能も備える。市場想定価格は13,200円前後(税込)で、6色のカラーバリエーションを用意する。
ヘッドホンでは、本邦初公開となるゲーミングヘッドホン「FG3」を参考出品。FIIO初のゲーミングヘッドホンで、50mmウーファーと16mmトゥイーターによる同軸デュアルダイナミックドライバーを搭載。ハードウェアベースの7.1chバーチャルサラウンドや着脱式ノイズキャンセリングマイクを採用する。
また、自社開発の第3世代平面磁界ドライバーを採用した開放型ヘッドホン「FT15」、95×86mmの大型平面磁界ドライバーを搭載する新モデル「JT9」も展示。急速にラインナップを拡充するFIIOのヘッドホン製品群をアピールしていた。
iFi audio「iDSD GR 2」初披露
iFi audioでは、国内初公開となるポータブルDAC/ヘッドホンアンプ「iDSD GR 2」がブースの目玉として展示された。本機は「xDSD Gryphon」の後継モデルにあたり、従来機から約50%の出力向上を果たしたという。また、JVCKENWOODの高音質化技術「K2HD」を搭載し、デジタル化の過程で失われた倍音成分を復元するほか、アップサンプリングを行わない「K2」モードも利用可能。
また、USB DAC/ヘッドホンアンプ「GO link 2 Max」も国内初公開。人気ドングルDAC「GO link 2」の上位モデルに位置付けられる製品で、デュアルESS Sabre DACや4.4mmバランス出力を新たに搭載し、音質と駆動力を大幅に強化したモデルとしてアピールしていた。発売は2026年夏頃を予定し、グローバル価格は85ドルとしている。
エントリーシリーズ“ZEN Air”の次世代モデルの、ヘッドホンアンプ「ZEN Air DAC 2」、Bluetoothレシーバー「ZEN Air Blue 2」、フォノイコライザー「ZEN Air Phono 2」も本邦初公開。
ZEN Air DAC 2は新たに4.4mmバランス出力を搭載し、最大484mW RMSの高出力化を実現。ZEN Air Blue 2はBluetooth 5.4やaptX Losslessに対応し、車載利用も想定した設計へ進化。ZEN Air Phono 2はMM/MC対応フォノイコライザーとしてRIAA精度や低ノイズ性能を高めるなど、各モデルとも従来機からブラッシュアップを図ったという。
クラファンも好調の完全ワイヤレス「NEXIEM」
自社ブランドemからは、完全ワイヤレスイヤホン「NEXIEM Limited(Studio Master Edition)」を参考展示。本機は既存モデル「NEXIEM」をベースに、イヤホン内部の定在波や反射波を抑制するETL(Embedded Transmission Line)技術を新たに採用。さらに、レコーディングスタジオ「prime sound studio form」のエンジニアがサウンドチューニングを担当した特別仕様となる。
現在はGREEN FUNDINGでクラウドファンディングを実施しており、一般販売予定価格は20,000円(税込)。早期支援価格も用意され、本稿執筆時点で支援額は目標金額の2,000%を超えている。
同社の展示では既存モデルをブラッシュアップした新製品が多く並んだ点も特徴。担当者によれば、ベースモデルで高い評価を得た製品をさらに進化させることで、既存ユーザーの満足度向上と新規ユーザーへの訴求を図る狙いがあるという。

