ゼンハイザー、“映像に深く没頭できる”テレビ向けワイヤレスヘッドホン「RS 275」。送信機はAuracast対応
Sonova Consumer Hearing Japanは、同社Sennheiser(ゼンハイザー)ブランドから、テレビ向けワイヤレスヘッドホンシステム「RS 275」を2月17日(火)に発売する。
ヘッドホン「HDR 275」、ワイヤレストランスミッター「BTA1」、ヘッドホンスタンドがセットとなっており、価格はオープン。市場では税込49,280円前後での実売が予想される。
またBTA1トランスミッターは単品販売も実施され、こちらは税込25,300円前後での実売が見込まれる。
「テレビのコンテンツにより良い音質で没入したい、しかし音量を上げすぎて周囲に迷惑をかけたくはない」というテレビ視聴者のジレンマに、オーディオブランドとしての知見を活かして取り組んだというテレビ向けのワイヤレスヘッドホン。
ワイヤレスヘッドホン “ACCENTUMシリーズ” をベースに、自社開発の32mmダイナミックドライバーや軽量設計を採用したヘッドホンのHDR 275と、Dolby AudioやバーチャルサラウンドをサポートするトランスミッターBTA1を組み合わせることで、映画やドラマ、スポーツなどのコンテンツへ快適に没入できると謳っている。
HDR 275とBTA1間の通信方式には、Bluetooth LE Audioの「Auracast」およびLC3コーデックを採用。遅延を50ミリ秒(0.05秒)に抑え、映像と音声のズレをほぼ感じることなく視聴に集中することが可能だとしている。
またBTA1は、Auracast対応のワイヤレスオーディオ製品であれば、他ブランドの製品を含めて複数台同時接続することが可能。同じコンテンツを友人や家族と一緒に、それぞれ好きな音量に調整した上で楽しめる。
Auracast対応トランスミッター「BTA1」
本システムの中核に位置づけられているのが、トランスミッターのBTA1。単純なワイヤレス送信機ではなく、Dolby Audioデコードやバーチャルサラウンド処理などの機能を内蔵した “オーディオプロセッサー” となっている。
大きな特徴は3種類のサウンドモードで、本体天面右側のボタンを押すたびに切り替わる。1つ目のモードは「バーチャルサラウンドサウンド」で、入力された音声を5.1chにアップミックスして出力。音の広がりや奥行き感を強め、より立体的で臨場感あふれるサウンドが楽しめる。
2つ目のモード「スピーチクラリティ」では、Sonovaグループが長年培ってきた補聴器技術のノウハウを投入し、人の声の明瞭さ、聞き取りやすさを向上させる。これにより、加齢にともない人の声が聞き取りにくくなったと悩む40 - 70代のユーザーも、音量を過剰に上げることなく、テレビの音声をハッキリと認識できるとしている。
3つ目は「+(プラス)」モードで、上述のバーチャルサラウンドサウンドとスピーチクラリティを組み合わせたもの。迫力あるサウンドと台詞の聞き取りやすさを両立し、リアルかつ快適な音響体験が味わえるとする。
なおサラウンドサウンドモードをオフにした場合は2chのステレオ再生となり、入力音声がサラウンドの場合はステレオにダウンミックスされる。
もうひとつの特徴が、Auracast(LC3コーデック)だけをサポートすること。上述のとおりAuracastに対応したワイヤレスオーディオ製品であれば、他ブランド製品をふくめ、HDR 275以外のヘッドホン/イヤホンも接続でき、さらに一度に複数台を同時接続することが可能だ。
同社によれば、実際に検証を行ったわけではないものの、理論上は500台の機器と同時接続が可能とのこと。音量調整は接続した各デバイスで個別に行う格好となる。他ブランド製品との接続についても個別に検証しているわけではなく、製品によってはうまく接続できない可能性があるとしている。
さらに、Android/iOSアプリ「Smart Control Plus」に対応。サウンドモードの切り替えや、急激な音量変化をやわらげるノーマライズ機能といった設定にアクセスできる。
入力端子として、HDMI(ARC対応)、光デジタル、3.5mmアナログ、USB Type-Cを背面に装備。USB接続は48kHz/24bitまでの対応で、サウンドモード切り替えには非対応となる。また、側面にはヘッドホン充電用のUSB Type-C出力も備えている。
光デジタルケーブル(角型 - 丸型)、3.5mmアナログケーブル、USB Type-C to Cケーブル、USB Type-A to Cケーブルが1本ずつ付属する。本体質量は約100g。
軽量&ロングバッテリーのヘッドホン「HDR 275」
ワイヤレスヘッドホンのHDR 275は、約195gの軽量設計と通気性の高いファブリック地のイヤーパッドを採用。連続再生時間は最長約50時間を確保し、長時間におよぶ映画鑑賞やスポーツ観戦でも、バッテリー切れの心配なく快適に楽しめるとする。
ドライバーユニットには、低域から高域まで正確に描写可能だという自社開発の32mmダイナミックドライバー(トランスデューサー)を搭載。BTA1との組み合わせで、50ミリ秒の低遅延、最大106dBの音量、3種類のサウンドモードによる臨場感や明瞭度を高めた音声が楽しめる。
接続方式についてはBTA1と異なり、AuracastだけでなくBluetooth 5.4にも対応。aptX Adaptive/aptX/AAC/SBCコーデックで、スマートフォンやタブレットとペアリングすることもできる。イヤーカップに搭載した大型ボタンから、音量調整やスマートフォンの着信応対など操作可能だ。
ほか、イヤーパッドに加えバッテリーはユーザーが着脱交換可能な設計を採用し、長期にわたり使い続けられる構造としている。再生周波数帯域は6Hz - 22kHz。感度は104dB。



