<CEATEC>ソニー、着るクーラー「REON POCKET」などSony Acceleration Platformの活動事例をアピール
エレクトロニクス/IoT関連の見本市「CEATEC 2025」が、10月14日(月)から17日(金)の4日間にわたって、幕張メッセにて開催される。本稿ではソニーブースの内容をレポートする。
ソニーブースでは、「Beyond the boundaries」をテーマに、社内外のイノベーションを支援している「Sony Acceleration Platform(ソニー・アクセラレーション・プラットフォーム)」、通称「SAP」の活動について展示を行う。
実機の展示では、SAPの社内起業プログラムにて、クラウドファンディングを経て2020年に一般販売を開始したウェアラブルサーモデバイス “REON POCKET” シリーズの最新モデル「REON POCKET PRO(レオンポケット プロ)」を紹介する。
実機および動画により、首元に直接装着し、接触部の体表面を冷やしたり温めたりすることのできるウェアラブルサーモデバイスの特徴を説明。ハイエンドモデルとして今年5月に発売されたPROは、ふたつの独立したサーモモジュールを搭載するなど、冷却面積を約2倍に、吸熱性能も最大約2倍へと進化させているという。
2023年にはソニーサーモテクノロジー株式会社が設立され、REON POCKET PROも同社から販売されている。すでに22の国と地域でのグローバル展開も推進しているとのこと。
そのほかにも、ソニーの10年後のありたい姿を描いた長期ビジョン「Creative Entertainment Vision」の実現に向け取り組むなか、IPの価値を最大化する取り組みの代表事例となるゲーム「The Last of Us」におけるフランチャイズ戦略の支援、ソニー・ミュージックソリューションズによる「エンタメの付加価値」を謳ったエンタテイメント事業のサービスや支援事例を紹介する。
また、SAPが提供する多くの企業、組織をつなぐマッチングサービス「Boundary Spanning Service」、アイデア創出から事業化および人材開発までワンストップでサポートする「Acceleration Service」の戦略についても紹介している。



