Meta、「Ray-Ban Display」などスマートグラス3製品。AI機能やバッテリー性能強化
Metaは、開発者会議イベント「Meta Connect 2025」の基調講演にて、AI機能を備えるスマートグラスの新製品3モデルを発表をした。
発表されたのは「Ray-Ban Meta(第2世代)」「Oakley Meta Vanguard」「Meta Ray-Ban Display」の3製品。いずれも日本での発売は未定で、アメリカで販売される。
価格は「Ray-Ban Meta(第2世代)」が379米ドル、「Oakley Meta Vanguard」が499米ドル、「Meta Ray-Ban Display」が799米ドル。
「Ray-Ban Meta(第2世代)」
Metaが「AIグラス」と呼んでいる製品群に、上記のとおり3種類の新モデルが登場。
「Ray-Ban Meta(第2世代)」は、メガネ本体に、小型なカメラとスピーカーが搭載された「Ray-Ban Meta」の次世代モデル。バッテリーが最大約8時間に向上したほか、Ultra HD 3Kの動画撮影が可能になった。
こちらの声を相手に届けやすくする「会話フォーカス機能」も新たに搭載。製品に内蔵しているオープンイヤースピーカーを使って、話している相手の声を増幅する。なお、本機能は、既存のRay-Ban MetaグラスやOakley Meta HSTNグラスにもソフトウェアアップデートを通じて提供する。
「ライブAI」機能も強化。バッテリーとエネルギー効率を最適化したことによって、ウェイクワードを唱える事なく常にAIとやりとりができるようになった。
「Oakley Meta Vanguard」
激しいスポーツや過酷なアウトドア向けのモデル。カメラがサングラスの眉間中央に配置され、3K動画の撮影に対応する。
スピーカーの大きさをアピールしており、強風時でもランニングやサイクリングに最適としている。
また、スマートウォッチのアクティビティ記録に定評のあるGarminとStravaをMeta AIアプリに統合して、ハンズフリーでリアルタイムの記録を得られるとしている。
IP67の防水性能に準拠しており、サングラスのレンズ交換で自分好みに見た目をカスタマイズできるとしている。
「Meta Ray-Ban Display」
メガネ本体にカメラ、スピーカーを搭載するほか、Metaでは初となる小型ディスプレイを、メガネのレンズに搭載するAIグラス。また、ディスプレイの操作用に、リストバンド型の専用デバイス「Meta Neural Band」が付属する。
ディスプレイを視界の邪魔にならないよう配置したとのことで、使用していない時は数秒後に消えるという。視野角1度あたりのピクセル数は42PPDで、最大5,000ニットの明るさを実現。屋内でも屋外でも快適に使用できるとしている。
付属する「Meta Neural Band」により、音声を使わずに、わずかな手の動きだけでMeta Ray-Ban Displayを操作できる。



