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4K Mini LED液晶レグザの大本命「Z8シリーズ」を徹底レビュー!2024年モデルからの進化に大絶賛

公開日 2025/08/28 17:02 編集部:長濱行太朗
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2025年6月にリリースされたTVS REGZAの4K Mini LED液晶テレビ「Z8シリーズ」。フラグシップモデルから高画質技術・高音質技術を多数継承し、トップレベルの画質・音質を実現しながらも、全録機能のタイムシフトマシンを搭載するなど、ハイグレードクラスならではの豊富な機能性を備えており、オーディオ・ビジュアルファンから大好評の4K Mini LED液晶レグザだ。

オーディオ・ビジュアル評論家の折原氏も「新製品発表会で説明を聞いた瞬間から『Z8シリーズ』は売れないわけがないだろうと思いました!」と太鼓判を押すほどだ。そこでレグザ公式YouTubeチャンネル「レグザチャンネル」では、4K Mini LED液晶レグザ 「Z8シリーズ」の深堀レビューを実施した。

動画では、レグザブランド統括マネージャーの本村裕史氏、人気声優の小岩井ことりさん、VGPアワードで審査員を務めるオーディオ&ビジュアルライター/AV評論家の折原一也氏が「Z8シリーズ」の魅力をナビゲートしている。

写真左からオーディオ&ビジュアルライター/AV評論家の折原一也氏、レグザブランド統括マネージャーの本村裕史氏、人気声優の小岩井ことりさん

「Z8シリーズ」は、85V型「85Z875R」/75V型「75Z875R」/65V型「65Z875R」/55V型「55Z875R」、そして50V型「50Z870R」/43V型「43Z870R」という、幅広いユーザーのサイズ要望に応えるラインナップを持っている。

動画では、「85Z875R」「75Z875R」「65Z875R」の大画面モデルを中心に実力をチェックしていった。実際に3モデルを並べて観てみると、Mini LEDバックライトに加え、広色域量子ドットシートの採用、十分な分割数のMini LEDエリアコントロールを備えているため、明るさから色再現まで高いレベルを実現。

4K Mini LED液晶レグザ ”Z8シリーズ”。写真左から、85V型、75V型、65V型。

さらに「ワイドアングルシート」が搭載されていることによって、液晶テレビを横から見た際に発生しやすい色抜けが抑えられており、斜めの角度から観た場合でも色が変わらず、黒が浮きにくい映像再生を可能に。「4K Mini LED液晶レグザのフラグシップモデルに負けない高画質」だと本村氏もアピールしていた。

さらに本村氏は、「Z8シリーズ」のコストパフィーマンスの高さも推しており、「フラグシップモデルには手を出せないけど、ハイクオリティで高機能な4K Mini LED液晶レグザが欲しい」というユーザーには、まさにイチオシだと明かす。

ここで「Z8シリーズ」の画質・音質をさらに深堀すべく、2024年モデルの「Z870Nシリーズ」との画質・音質を比較していくこととなった。なかでも、「Z870Nシリーズ」の大ヒットモデルである65V型「65Z870N」を並べて、「65Z875R」との比較チェックを行った。画質の比較チェックでは、TV映像マイスタの住吉 肇氏とシニアプロダクトマネージャーの槇本修二氏が登場した。

65V型「65Z870N」を2024年度「65Z875R」と並べて比較チェック

「65Z875R」と「65Z870N」の大きな違いとして、新モデルでは新世代エンジン「レグザエンジンZRα」を搭載したことが挙げられる。従来は「レグザエンジンZR」だったこともあり、より高精度な処理が可能なエンジンにブラッシュアップされており、型番の末尾の数字も“5”に変化しているという。

「レグザエンジンZRα」の採用でハイレベルな画質を実現している

早速、画質の違いを観ていくと、パッと見るだけで「もう違い過ぎるんですけど!」と折原氏。小岩井さんも「凄い!全然違う!」と、その画質差が一目でわかってしまうほど。

「なぜか精細感も上がっていて、解像感が違う」と本村氏が言うと、「輝度が『65Z875R』では1.2倍に上がっており、全白信号だと1,000nits、ピークだと2,000nits以上出る仕様になっており、さらにバックライトのエリア分割数も2倍にアップさせたことで黒も締まる」と住吉氏が解説。

TV映像マイスタの住吉氏はバックライトのエリア分割数が2倍にアップしたことなどをアピール

輝度の飛躍的な向上とエリア分割数の増加は、明るい部分と暗い部分のダイナミックレンジの幅が大きく広がり、明暗差が大きく広がったことによって、HDR効果のように精細感が上がったように観える効果に繋がっているという。「精細感と解像感って、意外とコントラストに由来しているんですよね」と折原氏も納得の様子だ。

そして精細感や解像感の向上に大きく寄与しているので、やはり「レグザエンジンZRα」の搭載であり、超解像技術のクオリティがさらに向上したことが大きな要因だと答える。

続いて、「色がめちゃくちゃ綺麗じゃないですか?! 最初に観て、一番そこに驚きました!」と小岩井さん。

それに対して住吉氏は、「実は『65Z875R』も『65Z870N』も色域のSPECは一緒で、どちらも広色域量子ドットシートを採用しています。ただ『レグザエンジンZRα』を使うことで、色域のチューニングをよりきめ細かくできるため、広色域復元の最適処理が可能となり、色の再現性もアップする」と説明してくれた。

小岩井さんも画質の違いに「全然違う!」と大驚き

加えて、「65Z875R」では広視野角フィルムである「ワイドアングルシート」が新たに搭載されていることから、視聴位置がテレビ画面の中央からずれてしまっても色が抜けて観えることがないため、斜めから観ても色鮮やかな映像を楽しめることも相まって、前モデルからいっそう色表現力が高まっていると感じられるようだ。

折原氏は、「新モデルの『65Z875R』は、グレードから考えてバグったのかと思うほど高画質になっていますよね!」と飛躍的な画質アップに感嘆。

「Z8シリーズ」の機能面では生成AIに対応し、新たに「レグザAIボイスナビゲーター」が搭載されたことに注目。本機能は、ユーザーが生成AI対応のレグザと対話していくことで、「タイトルが思い出せない」「共演者や作者、ジャンルや年代などの断片的な情報しかない」、そういった状況でも見たかった番組を探すことができる機能だ。

「レグザAIボイスナビゲート」を新搭載。レグザとの対話によって視聴したいコンテンツが見付けられる

また本村氏は「この機能は本当に便利で、ひとりでテレビを観ていて暇なときに話しかけると、ずっと会話することができて、意外とおもしろいんだよね!」とコメント。

「放送番組を観ていて、気になったことを深堀したいなと思った時に、レグザがけっこう答えてくれる! ただ全部を鵜吞みにはしちゃダメですよ!(笑)」と言葉を続け、「レグザAIボイスナビゲート」を活用することで、テレビとの新たな付き合い方が生まれたとアピールする。

次に音質をチェック。サウンドのクオリティチェックでは、テレビ音響マイスタの荒船 晃氏が解説を行ってくれた。

まずは「65Z875R」に搭載されたサウンドシステムについて紹介。フルレンジとツィーターを積んだ2Wayメインスピーカーを2基、トップスピーカーを2基、そこに重低音バズーカが加わった構成となっている。

続いて音質チェック。まずは「65Z875R」に搭載されたサウンドシステムをテレビ音響マイスタの荒船氏(写真左)が解説

ユニットには、世界トップクラスの磁力を持つネオジム磁石を採用しており、引き締まった低音表現を実現。さらに前モデルと比べて、トップスピーカーが大きく進歩したとのこと。

「前モデルはトップツィーターを使っていたが、『65Z875R』ではフルレンジのトップスピーカーを使ったこと、ウーファーもフェライト磁石からネオジム磁石に変更し、スピーカーサイズも大型化させたことで、上位シリーズのサウンドに大幅に近付いた」と、大幅なブラッシュアップが図られたと明かした。

テレビの上部に設置されているツィーターからフルレンジに変更された

ネオジム磁石を用いたことによってスピーディでタイトな低域再現を実現している

実際に試聴してみると、前モデルの「65Z870N」も引き締まった低音で、本村氏も「昨年聴いた時も、良い音のモデルにできたねと皆で話していたよね」と十分なサウンドだったことを再認識していたが、続いて新モデル「65Z875R」を聴くと、やはり音の違いが明確に表れた。

「65Z870N」を先に試聴したが、ハイグレードモデルとして十分の音質を持っているを再確認

「65Z875R」に切り替えて音を出した瞬間に、出演者の全員が「おーーーこれは!!!!」と驚きの声を上げる。

「音の実態感が出てきましたね!」と折原氏、小岩井さんも「すごい! すごい! すごい!」というほど、音質のレベルアップが明らかだったようだ。

ドラムのスピード感もしっかり演奏に追従できており、声の位置も画面中央から聴こえるようになった。

「これは確かに進化したね! 2024年モデルもめちゃくちゃ良いと思っていたけど、2025年モデルになるとさらに上位モデル『Z9シリーズ』の音に寄ってきたね」と本村氏が言うほどのグレードアップが実現した。

しかし最新モデルの「65Z875R」を試聴すると、その差は歴然であり、フラグシップモデルを系譜もしっかり感じられる

音質のグレードアップを出演者全員が実感していた

また、85V型「85Z875R」や75V型「75Z875R」では、サブウーファーのサイズがもっと大きくなるため、よりゆったりとした低音が出せるという。

他にも進化した便利機能について、タイムシフトマシンをはじめ、「ざんまいスマートアクセス」「始めにジャンプ」といった機能を搭載し、生成AIはコンテンツ検索にも便利だと槇本氏が説明。

新機能「レグザAI快適リスニング」では、例えばスポーツ番組では解説者の音声を聞き取りやすくしたり、スタジアムなどの歓声を強調して試合の臨場感を高めたり、またドラマなどでは背景音を弱めて演者のセリフを聞き取りやすくするといったことが可能だと紹介。

スポーツ番組の解説の音声やドラマのセリフの音調整することができる「レグザAI快適リスニング

そして気になる番組を同時に楽しめる「ダブルウインドウ」が復活したことをアピール。地デジ×地デジ、地デジ×YouTube、HDMI×YouTubeといった組み合わせの2番組同時視聴が可能であり、例えばHDMI接続のゲームをプレイしながら、YouTubeでゲームの攻略動画を観るといったこともできる。本村氏が「機能軸においてもいい感じに進化している」とコメントした。

機能面の高さをシニアプロダクトマネージャーの槇本修二氏(写真左)が説明

やはり、なりよりも画質と音質の進化が大きく、折原氏も「前モデルも良かったけど、『Z8シリーズ』の画質・音質のジャンプアップが凄まじいですね!」と比較視聴を終えて、さらに絶賛した。

「Z8シリーズ」は発表タイミングのこともあり、オーディオ・ビジュアルの総合アワード「VGP2025 SUMMER」へのエントリーができなかったのだが、「『レグザチャンネル』で“裏VGP金賞”を授与しました!」と「Z8シリーズ」を大きく讃えていた。

高画質と高音質を両立し、高機能性、そしてコストパフォーマンスも高い、ユーザーの満足度満点であること間違いなしの「Z8シリーズ」をぜひ体験してほしい!

今後もレグザ公式YouTubeチャンネル「レグザチャンネル」では多数の企画を実施していく!

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