iBasso、窒化ガリウムトランジスタ搭載の「DX340」用ディスクリートAMPカード「AMP17」
MUSINは、同社取り扱いブランドiBasso Audioから、フラグシップDAP「DX340」用のディスクリートアンプカード「AMP17」を8月29日(金)より発売。本日8月22日 11時より予約受付を開始する。価格はオープンだが、税込33,660円前後での実売が予想される。
同ブランドのフラグシップDAP「DX340」専用アンプカードの第2弾モデル。本製品の最大の特徴として「窒化ガリウムトランジスタ(GaN FET)」を採用。同ブランドのDAPのヘッドホンアンプ回路設計において、初の窒素ガリウム技術を用いた新開発デバイスとしている。
窒化カリウムは、一般的なMOS-FETやトランジスタと比較して2000cm2/Vsという高い電子移動度を有し、高周波数動作時において高い電子速度を叶えながらも、低導通損失性を実現。これにより、卓越したトランジェントとダイナミクス性能を実現し、従来のアンプから大幅に向上した静寂と表現力を両立したサウンドが体感できるとする。
また、窒化ガリウムトランジスタは導通状態のオン抵抗が極めて低いことも特徴とし、電力損失が少ない高効率動作性能により、従来のMOS-FETと比較しても高い電流駆動力を実現したとのこと。そしてAMP17の低出力抵抗構造の組み合わせにより、高感度なイヤホン・ヘッドホンを精密に駆動し、レイヤーが明瞭で臨場感の溢れるサウンドを再生するという。
加えて、複雑な大編成楽曲や高速なトランジェント信号に対しても余裕を持って対応できるとしており、ディテールを損なわない描写力の高さと、芯のある揺るぎないビートを維持した安定感のあるサウンドを提供するとしている。
さらに、高速スイッチングにより広い周波数応答帯域を実現し、超高周波数成分まで忠実に再現できると説明。従来のヘッドホンアンプ方式と比べ、窒化ガリウム部品を採用し最適化されたGaN回路によってインダクタンスを小規模化したことで、リップル電流によるノイズ干渉を大幅に抑制し、クリアな解像度で自然な描写を実現するという。
電源部は、iBassoの新世代ヘッドホンアンプカードに採用される12V DC電源入力を採用する。アナログ回路の電圧が±8Vから±12Vに上昇することで有効になる「Super Gain Mode」では、AMPカードのフルポテンシャルを解放して32Ω時で最大1900mW+1900mWの高出力を実現するほか、完全なパワーセパレートにより卓越したノイズレスを実現するとのこと。
出力端子は4.4mmバランスPO(フォンアウト)と4.4mmバランスLO(ラインアウト)に対応。4.4mmバランスPO出力時のの再生周波数帯域は10Hz - 40kHz、最大出力レベルは1030mW、S/N比は122dB、ダイナミックレンジは120dB、クロストークは117dB、出力インピーダンスは1.1Ω、THD+Nは無負荷時が-116dB、600Ω負荷時が-110dB。4.4mmバランスLO出力時のTHD+Nは-116dB(無負荷時)、ダイナミックレンジは126dB、S/N比は123dB、クロストークは97dB。
あわせて、対象店舗にて買取サービスを利用/成約した方を対象に、同社取り扱いブランドiBasso AudioのDAP 3製品を特別価格で販売する「プレーヤー買い替えキャンペーン」を実施している。期間は9月7日(日)まで開催する。




