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空間表現に一段と磨きをかける

スタックス、ドライバーユニットを刷新した静電型ヘッドホン「SR-007S」。税込275,000円

公開日 2025/06/20 09:00 編集部 : 伴 修二郎
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スタックスは、静電型ヘッドホン “007” シリーズの新モデル「SR-007S」を6月30日より発売する。価格は275,000円(税込)。

「SR-007S」

SR-007Sは、同シリーズが備えるビンテージ感を取り入れつつ、現代の最新の製造技術を用いて開発された静電型ヘッドホン。

従来モデル「SR-007」「SR-007A」から振動膜、固定電極を刷新した新型ドライバーユニットを搭載。シリーズの特徴であった重厚感のある響きに加えて、レスポンスの向上によって細部のクリアな表現力を両立したとアピールする

新設計された大型円形の固定電極は、開口孔の直径を前機種に比べ20%の極小化を実現。加えて、高精度なエッチング処理を施すことで音響特性を高めたとしている。

固定電極の開口部をさらに精密化した新設計ユニット

フラグシップ機「SR-X9000」と同様、対共振性能の向上を促すARS(Anti Resonance Structure)アークを採用。継ぎ目のない1枚のステンレスプレートから曲げ加工を行うことで、剛性を高めながら不要共振を抑制するという。

また、ヒンジパーツを設けた可動部を備えることで装着感も向上。ヘッドパッド取付部には従来シリーズ同様にゴム素材を用いて、シームレスな付け心地を継承した。

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フラグシップ機と同様に対共振性能を向上させたARCアークを採用
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フィット感の向上を狙い、従来機種にはないヒンジ型の可動パーツを新設計

従来機と同様、イヤーパッドにはより多くの頭部形状にフィットする回転式を採用。シープスキン(羊革)ならではの通気性と柔軟性を備え、音の鮮度と品位に寄与するとしている。

加えて、本機ではさらにイヤーパッドの内側部に吸音性を持たせることで、静粛性と音の見通しが向上し、空間表現に一層の磨きをかけたとする。ほか、初代の007シリーズと共通のブラウンカラーを用いることで、ビンテージ感のある色調に仕上げたとのこと。

内側側面に吸音性をもたせた新開発イヤーパッド。回転式構造は従来機より継承

ケーブルは着脱可能なリケーブル構造となっている。再生周波数帯域は6Hz - 41kHz、インピーダンスは145k Ω(10kHzにて付属ケーブルを含む)、感度は101dB/100Vr.m.s.。本体質量は430g。

 

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