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スイッチやイヤーピースで音質カスタマイズが可能

Shanling、チューニングの新基準となる8ドライバーイヤホン「ME900」

公開日 2023/06/16 11:00 編集部:成藤 正宣
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MUSINは、同社取り扱いブランドShanlingから、ダイナミックドライバー(DD)2基/BAドライバー6基を搭載した8ドライバー・ハイブリッドイヤホン「ME900」を、2023年6月30日に発売する。価格はオープンだが、市場では税込160,000円前後での実売が想定される。

「ME900」

同ブランドの従来のイヤホンチューニングを刷新し、“これからShanlingが設計するイヤホンの指標となり、現時点でのフラグシップサウンドであり、オールラウンドなイヤホンとしてチューニングした”というモデル。片耳あたり、低域にDD×2/中域にBA×2/高域にBA×2/超高域にBA×2の合計8ドライバーを搭載する。

今後の同ブランドの基準となる新チューニングを採用

6mm口径のDDは、振動板に解像度と応答性能に優れるクリスタルメッキ・バイオセルロースダイアフラムを採用。またN52ネオジウム磁石や、内磁気コアと外磁気回路をかけあわせた高磁束密度構造により、トランジェント特性に優れたシルキーで滑らかな低域表現を実現したとする。

6基のBAドライバーは、いずれもエンジニアによりカスタマイズされ、Shanlingの厳しい基準をクリアしたというドライバーユニットを採用。これらを独自開発のアコースティックチューブ、音響ダンパーなどのパーツと共にひとつひとつ手作業で組み上げた4Way設計により、“シルキーで芳醇な低域、艷やかで上品なボーカル、ピュアで透明度の高い高域を再現することが可能”だと謳っている。

8基のドライバーや様々なパーツを手作業で組み上げる

ハウジングには、CNC加工技術によって高精度に削り出した航空機グレードのチタニウムを採用。高い剛性と軽量さに加え、耐酸化処理を施すことで耐腐食性も兼ね備えた。膨大な耳型のビックデータに基づき再設計した第3世代エルゴノミックデザインにより、より圧迫感が少なく快適な装着感を追求。フェースプレートは、中国の伝統的な「山」と「川」をモチーフにしたゴールドデザインで装飾した。

フェースプレートのデザインは、中国の伝統的な「山」と「川」をモチーフにした

ハウジング上部にはデュアルトーンスイッチを搭載。2つのスイッチの組み合わせにより、スタンダードな「Balanced」/低域の深みが増す「Warm」/ボーカルが際立つ「Vocal」/透明感と音場の広さを重視した「Clear」という4種類のサウンドモードを切り替えて楽しめる。さらにハウジングの内側には、定在波を吸収する共振抑制キャビティ構造を備え、ダイナミックドライバーの性能を最大限に発揮させるという。

ハウジング上部のスイッチを切り替えることで、音質を4通りに調整可能

MMCX端子によるケーブル着脱に対応。付属ケーブルは古河電工製の単結晶銅導体を用いた8芯構造で、プラグの付け替えが可能。接続先の機器に合わせ、3.5mmステレオミニ/2.5mmバランス/4.4mmバランスの3種類のプラグを使い分けられる。ケーブル長は1.3m。

イヤーピースは、それぞれ音の傾向が異なる4種類を同梱。ユーザーによるカスタマイズの幅をさらに広げている。ほか、6.3mm変換アダプターや、チューニングスイッチの操作にも使用できるクリーニングブラシなどが付属する。

それぞれ音質が異なる4種類のイヤーピースを同梱するなど、付属品も充実させる

再生周波数帯域は16Hz - 45kHz、インピーダンスは16Ω、入力感度は108±3dB。

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