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現在17タイトルを配信中

DTSがIMAX signature soundを2023年内に提供開始。Disney+の対応配信タイトルで利用可能

公開日 2023/01/05 17:21 編集部:松永達矢
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ウォルト・ディズニー・カンパニーは、 1月4日(米現地時間)、IMAXコーポレーションおよびXperi ホールディング・コーポレーションの完全子会社であるDTSが、ディズニーの公式ストリーミングサービス「Disney+」内で配信するIMAX Enhanced対応作品のオーディオフォーマットとして、イマーシブサウンド「IMAX signature sound by DTS」を2023年内に提供すると発表した。

Disney+におけるIMAX Enhancedフォーマットは、2021年11月よりサービス開始

Disney+におけるIMAX Enhanced対応は、2021年11月より一部作品を対象に提供開始。サービスイン時に「今後提供する」としていたオーディオ機能強化について、正式にアナウンスされた形だ。

IMAX signature sound by DTSは、家庭の視聴環境で臨場感あふれるサウンドを体験するために「特別なキャリブレーション」を施したIMAX品質のサウンドフォーマットだと同社は説明。IMAX Enhancedに対応するソニーやハイセンスなどのテレビ製品や、デノンやマランツのIMAX Enhanced対応AVアンプを介して、今年度中に利用可能になると発表している。

現在Disney+で配信されているIMAX Enhanced作品は、2008年公開の『アイアンマン』を始めとするマーベル・シネマティック・ユニバース作品16タイトルと、ピクサー製作の『バズ・ライトイヤー』を加えた計17作品。IMAX Enhanced対応機器を用いて視聴することで、一部シーケンスでIMAXの拡張アスペクト比(1:90:1)による、最大26%増の画角で映像を追加費用(記事執筆時点)なしで楽しむことができる。

IMAX Enhancedのオーディオ機能強化について、ディズニー・ストリーミングのプロダクト担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるJerrell Jimerson氏は「Disney+でIMAX Enhancedテクノロジーの次の進化を展開することに興奮しています」とコメント。

続けて、「このユニークなコラボレーションは、ディズニーとIMAXの長年の関係を拡張するものであり、現在および将来のタイトルのプレミアム再生品質とともに、この新しい没入型オーディオ体験を世界中の視聴者にお届けできることを楽しみにしています」と展望を寄せた。

IMAXコーポレーションのシニア・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのVikram Arumilli氏は「Disney+でIMAX Enhancedの次のフェーズを展開することにより、家庭内外でさらに優れた映画体験を視聴者に提供できることを嬉しく思っています。ファンの皆様には、Disney+のIMAX Enhancedコレクション全体で、当社の最先端かつ比類のない視覚と聴覚の進化をさらに体験していただくことが待ち遠しい」と語った。

Xperi ホールディング・コーポレーションのチーフ・コンテンツ・オフィサーであるBill Neighbors氏は「Disney+でのIMAX Enhanced作品の配信開始に対するファンの反応は圧倒的であり、視聴者が求めていたもの、すなわち世界で最も人気のある映画の制作チームが制作した素晴らしい映像を家庭で楽しめるようになりました」と、これまでのサービス展開で手応えがあったとコメント。今後について「DTSによるIMAX Enhancedの特徴的なサウンドを追加することで、IMAX Enhancedの完全な体験を得ることができるでしょう」と、力強くアピールした。

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