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今後のボーズ製品に「Qualcomm S5 Audio SoC」採用

【IFA】クアルコム、ボーズとの長期パートナーシップを発表。ポータブル/ホーム/カー製品でサポート強化

2022/09/02 編集部:川田菜月
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クアルコムは、9月6日まで独ベルリンにて開催している「IFA2022」の基調講演にて、Bose(ボーズ)との長期にわたるパートナーシップを発表した。

今後のボーズ製品に「Qualcomm S5 Audio SoC」採用

基調講演にはクアルコムCEOのCristiano Amon氏が登壇。これまで長年にわたり継続的な協力関係にあったことを強調し、ボーズ社が今後展開する、イヤホン/ヘッドホン、スピーカー、サウンドバーなどのデバイスに、Qualcomm Voice and Music Platformが搭載されると説明した。

具体的には将来のワイヤレスオーディオ製品に「Qualcomm S5 Audio SoC」が採用される見込み。Qualcomm S5 Audio SoCは、終日使用可能な超低消費電力性能と堅牢で高性能なワイヤレス接続を可能とし、「オーディオの楽しさを高めるように設計されている」と説明。主要な音声およびシームレスなサウンド体験が実現可能だとアピールする。

ボーズは、同SoCの強力な処理能力と低消費電力機能、また堅牢な接続性を活用し、音楽再生や通話、ゲームなど、市場が求める豊かなユーザーエクスペリエンスを提供していくとした。

今後のパートナーシップについて、新たなワイヤレスオーディオの時代に向けたオーディオデバイスの開発において、ボーズを引き続きサポートするとのこと。「外出先や自宅、車内などにおいて、プレミアムなコネクテッドリスニング体験を提供する予定」としており、ポータブル/ホームデバイスだけでなく、カーオーディオにおいても協力関係を強化していくとみられる。

Cristiano Amon氏は、「ボーズは間違いなくオーディオ業界を代表するブランドの1つで、当社の長年の関係がさらに発展していることを誇りに思います」「ボーズは、非常に強力で競争力のある製品ロードマップを持っており、当社の最高級のオーディオおよび接続プラットフォームを活用して、これまでにない革新的なオーディオデバイスを市場に投入する予定です」とコメント。

ボーズのCEO、Lila Snyder氏もコメントを寄せており、「これまで長年にわたって緊密に協力し、コンシューマ向けオーディオ体験の水準を高めるソリューションを実現してきた」と強調。「この重要な関係を基盤に、私たちはこれからも協力して、製品や技術の可能性の限界を押し広げ、人々にこれまで以上に音楽やコンテンツを楽しんでもらえるよう努力していきます」と語った。

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